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Posted by たまりば運営事務局 at

みちのく双六~涙

2012年03月30日

南相馬3日目。

今日も仮設住宅の集会所を訪問しました。

午前中は、歯科衛生士さんと一緒に口のストレッチ。
昨日と同じ先生で、すこし気楽な気分でした。


午後は、新聞紙を丸めて棒を作り
隣の人の肩たたきをしたり
花の名前のゲームをしました。


活動の後で、仮設住宅に住まいのおばあちゃんから
話を伺う機会がありました。

原発20km圏内にある家のこと。
3・11当日と余震の日々のこと。
逃げ遅れたご近所さんのこと。
動物達のこと。

お隣りの方に切々と語る目に
小さな粒の涙が浮かんでいました。


悲しい気持ちでいる人のことを忘れないように
胸に刻みたいと思います。


ボランティアで活動を共にした方が
車で原発20km区域のゲートまで
連れていってくれました。

近づくにつれて不気味な怖さを感じました。


海に向かうと、崩壊しスケルトンになった家屋。廃車の山。

ひたすら広い荒野の景色。

夕暮れの中、犬と散歩をしている方がいました。
それを見て、なぜかとても胸を打たれました。


これからも長く続く放射能の問題。

涙をほんとうの笑顔に変える
特効薬はないのかも知れない。

自分にできることは本当に
小さいと実感しています。

だから、今後も地道に東北に足を運び
関わってゆきたいと思いました。  


  • Posted by えだまめ at 23:54Comments(0)みちのく双六