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Posted by たまりば運営事務局 at

通り雨

2014年05月29日

さきの通り雨。


外出先から急ぎ足で家に向かう。


ベランダの毛布が濡れていた。



雨上がりにコインランドリーへ。


もう一度、洗濯。

まわるランドリーマシン。


窓から青空が見えるのに気がついた。


いつも洗わない毛布を洗えてよかったな、と思った。




歩いて帰る、道すがら。

葉のうえに光る雫。


咲いているどくだみの白い花を摘んでみた。


小さな土瓶に生けたら、部屋がやさしくなった気がした。



夕暮れにはまだあるから、ベランダにまた、毛布を天日干し。



カーテンが風で微かに揺れる。


にぎやかな声が公園から聞こえてくる。


なんだかお腹がへってきた。



思いがけない通り雨から潤いを恵まれた、雨上がりのひととき。  
タグ :通り雨


  • Posted by えだまめ at 18:00Comments(0)

    そら豆をゆでる

    2014年05月27日

    1.空豆をさやからとりだす。


    2.鍋に水をわかして塩を少々。


    3.豆をゆでて竹のザルにあげる。


    台所にほんわりと湯気が上がる。



    ・・・・・・・・



    今晩の献立。


    空豆。

    よく冷えたビール。
    アジのたたき。
    ひじき。


    ごはん。
    豆腐と若芽の味噌汁。


    おいしかった!


    旬の味覚だな~と思う。



    いまは食べおわってふわふわの気分。


    ベッドにちょっと横になろうかな。



    空豆のことをおもう初夏のひととき。  
    タグ :そら豆


  • Posted by えだまめ at 20:46Comments(0)

    ひとときの舟

    2014年05月24日

    5月24日。


    暑い。夏みたいな一日。


    朝からシャワーを浴びてすっきりする。

    洗濯にいき、片付けをすませて
    ガスの点検の立ち合い。

    すこし遅めの朝食にパン・ヨーグルトなど。


    歩いて鶴川駅まで。

    川の流れる音が心地よい。


    小田急にのって百合ヶ丘まで。

    駅前にある店で散髪。

    今日はご年輩のおばちゃんが担当。


    沖縄が出身の方。

    まだドルを使ってたころの話。糸満の地名の由来などたのしい話。


    こざるみたいな感じになる(^^)。

    なんだか、さっぱり。


    ひさしぶりに御茶ノ水へ。


    老舗まつやでおおざる蕎麦。

    のどごしよくズズっと頂く。ごちそうさま。


    小川町かどの鯛焼き(羽根つき!)がデザート。


    山用品の店をぶらぶら。


    裏路地をゆく。

    石井スポーツ・人生劇場・アミ。


    歩いていると、時の感覚が希薄になってゆく。

    ふと講義のあいまに、バイトあがりに、そこにいるような錯覚。


    当時の友人の姿を思い浮かべたりしながら。


    街路樹に繁る葉の青い匂い。

    肌をなでる風の心地。



    坂をのぼりギャラリーへ。

    半地下にある斜光の差しこむ空間。


    ここの店主さんは、はたちの頃からお世話になっている人。


    浮きしずみする笹舟みたいなストーリーに
    微笑んだり、目を潤ませてくれたり。


    たくさんの話をしながら過ごすひととき。


    またきてねと手を振ってくれた。


    長い月日をともにした人といられる有りがたさ。



    階段をのぼり、御茶ノ水駅そばの喫茶店・穂高へ。


    モスグリーンのソファーに腰かけてアイスコーヒー。


    神田川のほとり。おおがかりな工事のクレーンが見える。


    しばらく読書タイム。

    すっかりくつろいだ気分になる。


    ひらかれた木のドアを出て、通りへ。


    丸善のワゴンセールで双眼鏡を見かけ、ほしくなる。


    帰り道。

    新宿のカメラ屋に寄ってみる。

    なかなか良さそうな双眼鏡もあったが、買わずに帰宅。



    充実した一日になりました。  
    タグ :御茶ノ水


  • Posted by えだまめ at 22:42Comments(0)

    五月の海

    2014年05月19日

    初夏を感じる日。

    お元気でお過ごしでしょうか。


    ベランダにひさしぶりに布団を虫干し。
    洗濯物も干していざ出発。


    電車を乗り継いで、横浜から京急で三浦海岸へ。


    ちょうどお昼どきだったので
    駅前のあやとりという居酒屋でまぐろ丼。

    風通しの良いカウンター。おいしかった!


    ロータリーからバスに乗って出発。

    まもなく海が見えてきました。


    左手に晴れた海。

    行き交う船や漁港を眺めながらバスの旅。

    台地を登ってゆくと広々としたキャベツ畑。

    松輪という停留所に下車しました。


    おだやかな風。

    畑の脇を歩いてゆくと、たくさんの人が頭に白タオルを巻いて作業していました。


    豆腐屋の看板をみつけ、集落のなかを歩いてゆく。

    広々とした一軒家の豆腐屋さん。


    腰をかがめて土いじりをしていた女性が
    立ち上がって店に案内してくれました。



    ごま豆腐を購入。

    どこまで歩くか聞かれ“これ持っていきなさい”と
    薄手のビニール袋に氷をたくさん積めてくれました。


    ふたたび歩くと氷が溶けだして滴がしたたる。

    なんだかそのポタポタがうれしくて可笑しくなる道のり。


    元気に鳴くウグイス。

    道端に咲く花の佇まい。


    釣り宿をすぎて間口湾の漁港。

    丘のうえの白い灯台。


    岩礁を歩いてゆきました。


    おだやかな潮風。波の音。

    海と空が溶けあってゆく水平線。


    水面をのぞいたらたくさんの稚魚。

    海藻の磯の匂い。

    ゴカイが這いまわり、カニが穴に潜る。

    小さな生き物たち。


    咲く浜昼顔のピンク色。


    ゴツゴツとした岩に腰かけてお茶とシュークリームのおやつ。

    なんだかゼイタクなひととき。



    しばらく歩くと海蝕洞があって
    ここに弥生時代には人が暮らしていたことを知りました。

    釣り針などの出土品。

    そこに立つと、代々の繋がりの途中にいる命の不思議を感じます。


    干満の潮のリズム。

    溶けあって混ぜあいながら、ときに削られながら、続いてゆく営み


    スニーカーにもズボンにもたくさん砂がつく。

    さらに歩いてゆきバスに乗り込む。


    下校どきの地元の中学生たちの声をきくと
    なぜだかとても安心しました。


    丘をのぼって、また下ってゆくと、大きな海原が見えました。

    暮れはじめた陽射しに包まれるような色あい。


    帰ったらごま豆腐を食べて、ふかふかの布団で眠りたい。


    そんな帰り道でした。  


  • Posted by えだまめ at 22:00Comments(0)

    檜洞丸ハイク

    2014年05月14日

    車窓には若葉の色。

    バスに乗ってゆき、やがてダム湖のほとりへ。


    玄倉の停留所でポンジュースみたいな
    蜜柑色のTシャツの男の子が隣に座りました。

    前の席には濃紺のザックの山ガール。


    ひさしぶりにうとうと眠りました。



    西丹沢自然教室が終点。

    空気が一段涼しくて気持ちいい。

    軽く腹ごしらえのバナナ。腕をのばしてみたり。


    川ぞいのキャンプ場に沿って歩き
    ツツジコースの看板で折れて山道へ。


    たくさんの葉に陽があたって透けて見える葉脈。

    みずみずしい新緑の山歩き。


    のんびり歩きながらたくさん写真を撮りました。

    水の音が聴こえてきて歩を進めるにつれて大きくなってゆきます。



    視界がひらけ白い花崗岩の河原へ。

    川の徒渉点で青いザックをもった方が
    “水に触ると冷たいよ”と煙草を燻らせながら言っていました。

    手をひたして首筋に沢の水をかけるとヒンヤリ。

    谷あいの風がすがすがしくて、最高でした。


    (結局この方とところどころで会って
    山のこと、息子さんのことを伺ったり
    居酒屋で打ち上げ。

    楽しい一日をありがとうございました!)


    坂を上りはじめたら雪をかぶった富士山が見えてきました。

    わぁおおきいな。シンプルな感嘆!



    苔むした樹の根元に生えた小さな花に目をやる。


    歳を重ねたハイカーが空を見上げ、鳥の鳴き声に耳を澄ませる。


    途中には咲きはじめのゴヨウツツジの白い花。

    山の桜の薄いピンクの花びらが
    涼しい風でひらひらと飛んでゆき
    土のところどころに散らばりました。


    彩りの優しさに気持ちが軽くなる山道。


    山頂に正午に到着。

    梅干しおにぎり二つ。気圧でパンパンにふくらんだピーナツのランチパック。豆大福。バナナ。麦茶。


    富士山を見ながら桜の花見。

    あたたかな陽射しに誘われてうたた寝。


    青いザックの方と再会。

    話をしながら眩しい笑顔でわらっていました。


    犬越路へ向かう途中のくだり坂。

    青々とした新緑の山々の眺望がひらけて見事でした。


    鎖場をくだり、尾根道のアップダウンを繰りかえす。


    そんな山歩きのひとつひとつが楽しいひととき。


    用木沢の音を聴きながら幾つかの橋を渡ってゆく。



    帰りは中川温泉へ。

    曇りはじめた空を見ながら温泉につかるヨロコビ。


    帰りのバスからは葉をつけた茶畑の景色が見えました。


    充実した一日に感謝します。  


  • Posted by えだまめ at 22:07Comments(4)

    あるくもの

    2014年05月09日

    僕はあるくもの。

    新緑のなか。

    晴れの日も、雨の日も、曇り空の日も歩いてる。


    君はあるくもの。

    バスに乗って職場へ向かう。

    公園のわきで朝のあいさつ。



    僕はあるくもの。

    杖をついてひたすら一歩。

    しんどいときはひとやすみ。


    君はあるくもの。

    ベッドのなかで夢心地。

    川ぞいに咲く花と夕日。

    歩けなくても、歩けるよ。



    僕はあるくもの。

    おぎゃあと泣いたら、お父さんが臍の緒を切った。

    這いだしたら、お母さんが泣きながら笑った。



    君はあるくもの。

    試合の日。

    お弁当とラケットと財布と着替え。

    忘れものはないかな。ストレッチしなくちゃ。



    僕はあるくもの。

    太陽のしたのバザール。

    モスクで微笑む水色の服の女の子。

    まさかまた会えるなんてね。



    君はあるくもの。

    古い写真から飛び出して、今日はあなたに会いに行こう。

    元気にしていてね。



    僕はあるくもの。

    あるくというより走るもの。

    チーターに追いかけられて草原を全速力。



    君はあるくもの。

    夜空はやがて朝の空。

    あらたな一日がはじまるよ。


    僕はあるくもの。

    あらたな朝に書く手紙。


    ポストに入れたら若葉の薫る風のなか。

    今日も一日あるいてゆこう。  
    タグ :あるくもの


  • Posted by えだまめ at 06:14Comments(0)

    おもうもの

    2014年05月05日

    思いは光、という言葉を聞いたことがあります。


    あたためた大切な思いは星の光みたいに旅をして
    いつかはどこかへ届くもの。


    そう書かれていたと、おぼろげな記憶。



    近況。


    先日、アパートのまえの公園に入れるようになりました。


    大きな滑り台。芝生の広場。鉄棒。ベンチがふたつ。


    もとは広びろとした林だったから
    大切な樹が伐られるのがつらくて
    公園になってゆくのが苦しくなる日々でした。



    昨日はお休み。

    はじめて昼の公園をベランダ越しに眺めました。

    女の子がさかあがりをしていたり
    男の子がお父さんに抱きかかえられていたり。

    ベンチに座るおじいさん。

    ご近所さんの井戸端会議。



    ありふれた光景なのかも知れないけれど
    なんだかとても眩しく思えました。


    ジーンと心の奥に入ってゆくようなとき。



    それから外出。

    喫茶店で本を読みながら長居。

    銭湯に入って、帰宅。


    すっかり暗くなった夜空。

    ベランダの先に浮かんでた細い三日月。

    しばらく眺めていました。


    もしかしたら月もまた何かの思いを伝えているような。


    それは記憶の糸の先にある暖かな景色だったり。

    これから歩いてゆく道のりのことであったり。


    大切な人や忘れられない人達の幸せや無事を祈ることだったり。


    心のなかが充たされてゆき
    ろうそくを灯すような気持ちになりました。




    思いは光。

    目に見えなくて、儚く消えてしまうもの、かと思っていたけど。

    思いはたしかにどこかへと届くもの。


    足元を照らしたり、遥かな所へ飛んでゆく、あたたかな光。


    日々の思いを大切にしようと思います。  


  • Posted by えだまめ at 18:59Comments(2)

    のびるもの

    2014年05月04日

    爪を切る。

    ヒゲを剃る。

    耳垢をほじる。

    歯を磨く。

    散髪してもらう。



    日々のびてゆくもの・たまるものをととのえる。

    忘れがちだから、たまにすると気持ちがいい。



    風薫る五月。


    眩しい新緑・のびてゆく草を見ながら
    つくづく“生える”という言葉の意味を思う。
      
    タグ :生える


  • Posted by えだまめ at 08:05Comments(0)