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Posted by たまりば運営事務局 at

みかんの旅~海へ続く川

2015年01月04日

今朝は早起き。



部屋の灯りをつけて、急須のお茶を注ぎ、朝ごはん。


身支度をすませ、ご主人に挨拶をして、出発。



ほの暗い石段を歩いてゆく。


祠に手をあわせ、しばらくゆくと熊野古道の山道へと入る。



森の静寂。


苔の緑。


だんだんと空が白くなる。


朝の陽の橙色に染まる。


鳥たちが群れをなして、飛んでゆく。


なんてゆったりとした眺めなんだ、と思う。


ひろがるパノラマ。


木に、石に、苔に、ひとつひとつの存在感。




坂をくだり降りてゆき、街のなかへ。



朝のつめたい空気。


鳥居をくぐり、階段をのぼってゆく。



意外とすいていた境内。


鏡のほうへ手をあわせる。



巫女さんたちの姿、かわいかった。



階段をおりたら知り合った、福山が出身の女性。イギリスからの男性。


話しながら、一緒に記念撮影。


笑顔がこぼれるすてきなひととき。


まるで、ずっと、ともに旅をしてきたみたいに。




バスにのりこみ、川ぞいの道をくだってゆく。


湯気のあがる川の露天風呂、仙人風呂。


お風呂につかる人たちの顔、たのしそう。




森のなかをながれる熊野川。


きらきらと光る水面。


水の流れに心をひたす。


どんどん流れてゆく気分。




熊野新宮の市街に到着。


喫茶店で、コーヒーと小倉トースト。


店長さんがアナウンサーの小宮さんにちょっと似ていた。



モニターに映る大阪の情報バラエティー。


ふだんテレビがないので、じっと見つめるひととき。


多気ゆきの白い電車。オレンジと緑のライン。



電車の窓から見える熊野川の河口。


鉄橋をわたるとき、シャッターを切る。



なんだか、感動。


胸がいっぱいになる。



水は流れて、おおきな光のほうへ。




線路はつづく。


リアス式海岸の入り江。


砂浜と集落がときおり見えてくる。



とても澄んだ川の水。海の水。


素晴らしい景色。



太陽みたいな黄色いマンダリン。


ディーゼルのがたごとの音。




乗りかえの駅。


前に訪れたなつかしい通り。


ちょうどお遍路にいくころだった。




名古屋にむかう急行はけっこう混んでいた。


女の子・男の子・お母さんの親子。


西日がさしてきて、カーテンをしめる姿。


すやすやと子どもらは眠りはじめた。





だんだんと街に近づいてゆく。



名古屋につき、東海道本線に乗りかえ。


鈍行のUターンでこみ合う車内。



ひろがる市街地。


暮らしを染めてゆくおおきな夕暮れ。



豊橋で駅弁をかって、浜松にむかう車内で食べる。



いまは、富士も東田子の浦も過ぎて、原の付近。


熱海から小田原を経て、鶴川へ続いてゆく旅。



街の灯りを窓からながめる道すがら。


静かに祈るようなとき。


ただいま~と、無事につきますように(^^)。



おしまい  


  • Posted by えだまめ at 20:16Comments(0)みかんの旅