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Posted by たまりば運営事務局 at

うかんでくる

2015年06月30日

泡がうかんでくる。


ぽこぽこといいながら。



沸かしたお湯でコーヒーを淹れてみたりして。




ちいさなことばを思い浮かべる。



たとえば、みずたま。


たまたま、気になるもの。




たまりませんなぁ、多摩川線‥。


くだらないだじゃれとか。




想いをうかべて、くみたてて。



ちょっとくすっと笑えるような。



やわらかくなるような言葉をさがす。




一筆がきのひととき。



うかんでくることばあそび。  


  • Posted by えだまめ at 06:59Comments(0)

    想いの木

    2015年06月23日

    先日の小雨の日のこと。


    神楽坂の“想いの木”というインド料理店へ。




    小さなお店がたくさんあって、にぎやかな人通り。


    色とりどりの傘の模様。



    欧風のビストロやバル。海鮮の居酒屋。中華料理。


    おいしそうな匂いが漂ってくる坂道。



    想いの木、おいしかった!



    白銀公園から瓢箪坂。


    坂の名の由来をしって、写真をとったり。



    裏道という裏道を散々あるいて、感じる花街の雰囲気。


    雨露に濡れた石畳、紫陽花、あるいていた女性の着物の艶やかさ。




    坂道をのぼったり、くだったり。



    行きあたった銭湯をはしご。


    お風呂あがりの湯ざまし、冷やし甘酒をのんで。



    鮮やかな雨上がりの夕、青い空をみあげて眺めた。




    心のなかには想いの木。


    薄目をほそめて、またひらく。



    匂いや色、さわったときの手触り。


    あるいていても、ともにある。



    ポケットのなかにある葉のように。







    夜にはほそい三日月、自転車にのりながら見ていた。



    想いの木のこと、繰りかえし、くるくると思い浮かべながら。  


  • Posted by えだまめ at 21:17Comments(0)

    あるきかた

    2015年06月18日

    歩いていたら、気がついた。


    あるきかたの師匠がいたのだ。






    小2のころだったかな。


    おなじマンションの101の子どもから、201の子どもへと伝わったこと。



    引っ越して、すぐくらいのときのこと。



    あれから、ずっと歩いていた。







    歩き方のこつは、とにかくバネをきかせること。




    着地のときにヒザを曲げて体重をやわらかくうけとめる。


    とびだすときには、虫が跳ねるようにいきおいよく、ぴょんと。



    ペンギンみたいに小刻みに左右に、リズムをとりながら、ぴょこぴょこっと。



    1歩、2歩♪


    かろやかに跳ねてゆくマーチ。




    長いこと歩いても、自然と、つかれにくくて、けっこうはやい。


    実際、山歩きもマラソンも、この歩き方・走法でゆく。




    人から歩くのへんだねとか、クセあるなとからかわれても、かわらないこと。


    たしかにO脚で、風がわりなのは、みとめるところなんだけど。



    歩きながら、ふとしたとき、友達のことを思いだしたり。





    ボールを投げた公園でのひととき。


    丸文字で、絵やイラストが得意だったこと。



    裏庭の景色とか草の匂いも、おぼろげに。




    きっと、今ではオジさんになっていることだろう。


    元気にいますように。





    いろいろな道を、リズムよく歩いてゆける、地表のあるきかた。




    陽ざしのなかも、雨のなかも、ぴょんとはねて歩こう。



    でこぼこの起伏をバネにしながら。



    一歩ずつあるいてゆこう。  


  • Posted by えだまめ at 22:54Comments(0)

    あじさいのころ

    2015年06月09日

    雨だれ。


    ざぁっという音で眠りからさめる。



    水たまりの公園。


    うっすらとむかいの森は煙っている。




    雨の音を、ただ聴いている。


    まるであわい記憶のなかの浅瀬。




    ジャノメ傘の黄色のくすみ。



    跳びはねる水しぶき。


    ちょっとぶかぶかの長靴。



    やわらかな紫陽花のいろ。


    ころころ、梅の実。


    かたつむり。




    街から街へ、まがってのぼって。



    すこしづつまわってゆく、雨のなか。





    足もとに気をつけて、よい1日を(^^)/  


  • Posted by えだまめ at 06:24Comments(0)

    きこえてくる

    2015年06月02日

    よく晴れた日、東中野へ。


    ポレポレというちいさな映画館。


    “アラヤシキの住人たち”を観にいった。



    とてもすてきな映画だった。


    心にのこって、声がきこえてくるような。





    北アルプスの山すそ長野県小谷村にある古民家、新屋敷でのはなし。



    移り変わる季節のなか。


    田植えをしたり、夏野菜の収穫。稲刈りや、雪かき。



    葉のそよぐ音。雪虫のあるきかた。


    はっとするような四季の自然の一瞬の美しさ。




    いる人たちのそれぞれのすがた。


    ラジオ体操でたつむきもテンポもいろいろ。



    百葉箱をながめるクニさん。


    早口のエノさん。


    ときどき立ちどまるミズホさん。


    いちど出ては、またふらりと戻ってきたエリヤくん。




    つくる料理がおいしそうな、ことばの深いミサキさん。


    こんなおやじさんがいたらいいなと思うような、マコトさん。


    ふだん物静かな、とつぜん大きな声でうたいだすヤマケン。




    映画がうつしだすのは、何気ないくらいの会話とか、ひとりごと。



    山羊に子どもが産まれたり、雨ふりのときのなか。



    優しさも、醜さも、ありのまま、さらけだしたり、ぶつかっても、受け入れあう、祈りのような日々。





    おもいだしたこと、こうあれたらいいなおもうこともあった、映画のひととき。


    観られてよかったな、と思います。




    土のなかから、風のなかから、水のなかから、きこえてくるような、人たちの声。



    アラヤシキの住人たち、どうもありがとう。  


  • Posted by えだまめ at 05:38Comments(0)