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ことばの灯

2016年10月27日

静かな焔




各(ひと)つの木に、各つの影


木はしづかなほのほ


八木重吉『秋の瞳』より






町田にある市民文学館、ことばらんどへ。


詩人・八木重吉の展示をみてきました。


相原にある記念館を訪れてから、二回目の秋。




とても簡素で、深みのある言葉。


ろうそくみたいに、静かに照らすとき。



秋のような瞳。見つめる心のなかから。


丹念に紡がれる、生なりの糸。




なんだか、言葉をかきたくなるときでした。


自らのことばの灯。  


  • Posted by えだまめ at 16:17Comments(0)

    北八ヶ岳ハイク

    2016年10月20日

    やさしい光のさしこむ木々のなか。


    ひっそりと息をする苔たち。



    つめたい風をかんじる頬。


    薪のもえる音をききながら飲むコーヒー。




    北八ヶ岳をあるいてきました。


    とても充実していた4日間。




    きっとまた、帰ってくるところ。


    まだ心と体の一部は、山のなかにある感じ。



    だからきっと、どこかほっと安心して。



    次の一歩をふみだせる。


    そんな大切なところ、だと思うとき。






    1日目は、茅野から。



    路線バスでロープウェイ口まで。


    白髪の地元のかたと話したり、手の不自由なかたと一緒だったり。


    揺られながら、言っていただく、よい旅を。




    北横岳の山頂では、ふきあがるすごい風。


    ゴツゴツとした岩をのぼる三ツ岳、こわかった。



    みえてきた縞枯山荘のあおい三角屋根にほっとする。


    薪のストーブのぱちぱちの音。


    こたつのなかで飲む1杯のコーヒー。


    山の随筆や、山雑誌、植物図鑑。



    泊まるひととの何気ない会話。


    あぁこんなひとときって、なんだかいいな。


    小屋の主人のかざらない感じ、奥さんのやわらかな表情。


    晩ごはん、2回もおかわりしてしまった。







    2日目は、快晴。だんだんと南下するルート。



    縞枯山、というだけあって、しましまに枯れる表情。


    写真に何枚かとったけど、うまく伝わるのはとれない。



    とはいえ、すてきなところだ。


    人はあまり多すぎず、たまにあう人は同士のように感じる。


    北八ヶ岳のゆるやかで静かな山域。


    ひっそりと佇む苔たちを見つめる。



    茶臼山のあたりからの展望が最高だった。


    北アルプスがずらり、頂きには雪。


    たまたま出会ったにぎやかなグループがとってくれた写真。


    どうも、ありがとう。




    麦草峠からはけっこう混んでた。


    ミステリーバスツアーのお客さんたち。


    白駒池のまわりの紅葉。



    1周あるいてよかったかも。


    高見石までのぼっていって昼ごはん。


    カレー&揚げパン。



    相席いいですよ、といってくれて、山ガールさんたちと。

    おいしかったな。




    そのさきは、じりじりとのぼりがつづく。




    意外に楽ではない。



    でも、ときどき出会う、夢のような景色。


    ながい自然のサイクルのなかの一瞬。


    自分の人生に、彩りをそえるようなとき。


    立ちどまり、ふかく息をする。





    黒百合ヒュッテ、やはりすてきなところ。


    まるい木の机で、ほかの登山客とはなす、愉しい一期一会。


    ご飯もすごくおいしい。


    こんなおいしいハンバーグ、なかなか食べられない。


    ひじきも、切り干し大根も。いろいろおかわり。



    本棚にあった妹尾河童の文庫をよんで、就寝。






    3日目、短めのルート。


    今回の山旅では、ながく歩くより、行きたいとこに行くのを優先した。


    北八ヶ岳には鉱泉や温泉がたくさんあるのだ。


    昨夏の八ヶ岳ハイクでは行かれなかった、待望のところへ。



    空はけっこう曇ってて、天狗岳では雪も降りそうなくらい寒かった。



    山伏さんにであって、会釈。


    しばらくしてから法螺貝をふいていた。

    プゥオオォーン♪



    あっというまにうごいてゆく雲。


    霜がかかり真っ白になった植物の茎。



    山の様相は、岩のおおい南八ヶ岳。


    根石岳山荘で、白玉ぜんざいをいただく。




    夏沢峠へとくだってゆくと木々のなか、森林限界をこえてあるきながら。



    やさしい光がさしこんで苔にうつしだす模様。



    流れてゆく水のおとを聴きながら歩いてゆく。



    途中の岩影で、いただく黒百合ヒュッテの海苔弁当。


    感動的においしい味。あたたかな気持ち。



    夏沢鉱泉にて、ひさしぶりのお風呂。


    さっぱりして、心地よかった~。


    なんかのんびりする、湯上りのほうじ茶。ぽりぽりとお漬物。



    宿泊はオーレン小屋。


    ストーブわきではなした79歳の大阪のおっちゃん。


    おもろい人だったなぁ~。






    4日目、あとは帰り道。快晴。



    峠にて、朝のひかりを浴びる雲海。



    本沢温泉へ。



    野天風呂、山々をながめながら、ワイルド。


    内風呂、かけ流しでこちらも大好物。


    なんだか、ピースフルな気持ちになるひととき。




    あとはどんどんくだる。


    色づく紅葉を見たりしながら。



    みどり池は、鏡のように木々をうつしていた。



    しらびそ小屋にはいると、すてきなひととき。



    コーヒーを挽いて、いれてくれる。


    小屋のおばちゃんと、ふたりはなしながら。



    またいらっしゃい、と言っていただく。


    また来たい、と心から思うとき。




    さらにくだり、稲子湯で、また入浴。さっぱりした。



    バスにのって、小海駅へ。



    小淵沢から、高尾ゆきにのりこむ。



    いつのまにか、ぐっすりうとうと眠ったりしながら帰った。  


  • Posted by えだまめ at 12:47Comments(0)

    八ヶ岳の日々~木の葉

    2016年10月05日

    10月4日。


    早朝から、みんなで白菜の畑で箱づめ。




    そのあと、ハウスでのお茶の時間。


    どうもありがとうございました、お世話になりました~、謝々、と挨拶。



    ちょっと朴訥な感じになっちゃったけど‥。


    一緒に過ごしたときを思い、感無量‥。



    中国のみんなの笑顔に、もらいわらいしながら。






    部屋にもどって、洗濯とお風呂。


    それからおばちゃんからお給料をいただいた。



    よくがんばりました~、とねぎらってもらい充実感。




    おにいさんやおとうさんとも手をふって。


    いつもと変わらない、かざらない感じの優しさ。







    軽のクルマで、野辺山まで、のっけてもらう道。


    よく晴れて、はっきりと八ヶ岳が見わたせて、うれしかった。



    ロータリーでまた、手をふって。





    駅のホームから、オリーブグリーンの車両へ。


    窓からうつる景色をながめるとき。



    木々の葉っぱは、緑にまざり、色づく黄。



    きたときの夏のはじめから、季節の移りかわりを感じながら。


    3ヶ月、ながかったような、あっというまのような‥。







    のりかえの小淵沢駅。


    一度改札をでて、売店の駅弁を購入。



    ひさしぶりに、あずさにのって、いただきながらの旅。


    なんだか眠るのももったいなくて、ずっと車窓をながめていた。




    八王子~町田を経由して、午後1時ごろ、ぶじに鶴川に帰宅。



    たのしい、思い出ふかい八ヶ岳の日々であった(^^)v  


  • Posted by えだまめ at 06:59Comments(0)八ヶ岳の日々