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Posted by たまりば運営事務局 at

空知の夏~岬のさき

2017年09月16日

ひきつづき、旅の途中。


釧路から帯広までは汽車のなか。

だだっぴろい平原、ながれる川、素晴らしい車窓だった。

鰯のほっかむり、という駅弁をいただく。


帯広は、ずいぶん歩きまわって、駅近のビジネスホテルに。

薦められてたインディアンカレーのハンバーグのせ。

そして、クランベリーのおおきなスイートポテト。

素材そのものの素朴な、しっかりずっしりな味わい。


最近、うまいものばかり食べ過ぎている気がする‥。



帯広から広尾まではバス。


農業高校の生徒たちとともに、すんごい賑やかだった。

思春期。彼らの会話は、本当に面白かった。

ずらずらと生徒たちが降りてゆき、旅行者たちとおばあちゃんがひとり。


廃線されて、バス便だけが残る状況。

北海道は、そうした地域がおおい。


広尾から襟裳岬をとおり、様似まで。

岬では降りなかった。

ちょうど日高山脈の先っぽの岬。

この山々をはさんで、釧路側が曇り、浦河側が晴れていた。

ちょうどミサイル発射の日だった。

いつか出会った朝鮮のひとの優しさを思った。

今ごろ、どうしているだろうか。



様似から浦河へ。

古ぼけたビジネスホテルに荷物をあずけて。


喫茶ぶらぶらという所によった。

べてるの家、というグループが運営しているところ。


ついてすぐに、メンバーの女性が綱ひき綱ひき~とジェスチャーしながら、ここ座りなよ~と。


話をしながら、ネギチャーハンと幻聴パフェをいただいた。

写真をとって、と言われて、写真をとった。

とても素敵な表情でとれた、と思う。



彼女はグループホームに帰っていった。


たまたまお客さんに話しかけたら、べてるの家に連絡をとってくれて、職員さんとべてるの家の見学させてもらえることになった。


点在するグループホーム、それぞれの活動について、畑の様子、浦河教会。


充実したひとときになった。

安心して、心をひらけるところ、という印象。


心のままに、幻聴したり。

弱さをもったまま、絆をもてること。



いつか、またゆっくり来られるだろうか。

来れないとしても、心に深く刻もう。





朝はやく起きて、現在運休中の日高線の代行バスにのり、富川経由で二風谷にむかう。

バス停がわかりずらかったり、いろいろ大変だったが、なんとか到着。

資料館をふたつ見学。



服装や木皿の模様。死にたいするユーカラ(物語)の儀式。

アイヌとは人という意味。アイヌモシリとは人の静かな土地。


ゆたかな物語を紡ぐ人たちの生。

なんだか、良いひとときだったなぁ。


民芸屋さんによったら、知人も演奏するトンコリという楽器が置いてあった。

演奏していいよ、とお店のご夫妻に言って頂き、試奏♪

左右両指をつかって、深い音色だった。


タイムトリップしてゆく感覚‥。



ドライブインでラーメンをたべて、バスでまた富川。

そこから、代行バスで鵡川。


そして、汽車で苫小牧へ。



駅近の喫茶店で、コーヒーとレアチーズケーキ。

落ちついた、いいお店。

そして、なぜかBGMはサザン・オンリー。


おそらくはじめて、サザンで泣いた気がする。


思えば。。


大学の友だちたちはサザンが大好きだった。

そして、自分はそれほど好きではなかった。

なんだかおやじくさくて、ベタな気がしてたから。


今となって。

真夏の果実、いとしのエリー。胸に刺さってゆく。

YaYa~あの頃を忘れない、もヤバいな。


聴きやすくて、小さなフックがじわじわと効いてくる‥。



駅前のバス停から、フェリーターミナルへ。


いまは洋上、船のなかにいます。


レストランや展望風呂がある、きれいな新造船さんふらわぁふらの。


明日の昼ごろには大洗の予定。


台風18号も近づいてるけど、あまり揺れなかったらいいな。

ナイト・クルージング。夜の航海。


ではでは~。  


  • Posted by えだまめ at 20:35Comments(0)空知の夏