たまりば

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北風と太陽

2011年11月09日

北風こっぞぉ~のかんたろぉ~♪
遠くの町か~らやってきた~♪
寒うござんす~♪        って歌を口ずさむ。


こんばんは。
今日は立冬の日。
ちょっと肌寒いですが、風邪などひいてないでしょうか。


寒くなると、思い出すのは氷河時代のことです。

僕がいわゆる青春を過ごした氷河期。
20歳くらいで阪神大震災と地下鉄サリン事件が起こりました。

子供時代のバブルな雰囲気も弾け飛んでゆき、急速に暗くなる世相。
あったものがなくなる喪失感を、たぶん一番感じてた世代なのかも知れません。


大学時代の友人は、一風変わった人生を歩んでいる人も多く
プロ野球の球団職員になったり、コンタクト屋から県庁に転職したり
歯科技工士から行政書士になったり、ひきこもりしていたり、悲喜こもごも。

氷河が極地方から運んでいった石。
間氷期に溶けて、街に大きな岩となって残っている場所があります。
フィンランドのヘルシンキではきれいな苔が生えていました。

どこか同世代の人たちを思うと、そんな石のことを思い浮かべます。
氷河に運ばれたり運ばれなかったり、ところがどっこいしっかり生きているなと、嬉しくなるのです。


人はすぐ分けたがります。

良い人と悪い人。幸せと不幸せ。勝者と敗者。犬派と猫派。などなど。

いつのまにか自分は何々だからと思ったり
他の人は何々だと思い、行動してしまうことって、よくある。

その何々だからに規制されすぎるのは、つまんねぇなと思います。


本来は、人はその多彩な面を複雑な比率で持っているはずで。
完全にどっちか一方なんてのは、なかなかないことだから。

人は本来は、とても混然一体としたものなんだと思います。世代では括れないくらいの。
ひとりひとりが特別で唯一無二だなぁと思います。

自分にとってその人が、いいやつ、苦手なやつ、ってのはあるけれど。


きれいごとを言いたいわけではなくて、自分も今まで別れや病気のつらさを味わったりしながらも
なんとも幸せって感じることもあるわけで。そういうのは不思議だなと思います。

週末にひさびさに部屋掃除をしたら、やる気がめちゃめちゃ出てきました。
新たな野望も芽生えたり、今月中に東北にもう一度行こうと思ったり、そんな感じで元気なのです。


冴える北風も、暖かな太陽も、両方あってこその味わいだなと思うこの頃。

さぁ、これからの冬、いろいろと楽しみです。それでは♪




  • Posted by えだまめ at 19:32│Comments(0)
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