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長崎広島あるき~潮音

2011年12月29日

今は五島列島の福江島に来ています。

果てに着いたなぁという感慨があります。


長崎からフェリーに乗って3時間半の船旅。
2等船室は帰省客で結構混んでいました。

天気が良かったので甲板に出たら
風が涼しくて心地よかったです。

船室はカーペットに雑魚寝のスタイル。

テレビでプレミアリーグの中継をしていたのですが
電波が途切れたので寝に入りました。



福江港に着いて、観光案内所で取ってもらった
港近くのビジネスホテルに泊まることにしました。


荷物を置いて、新しい港ターミナル内の五島うどん屋さんで食事。
すり身うどんの美味しさに衝撃を受けました。

アジのすり身の蒲鉾のジューシーな味わい。
細目のうどんのすっきり感。あっさりしたスープの旨味。

店員のおばちゃんに聞くとトビウオのあごだしと鰹節のだし。
“出汁はきちんととってるからね~”と明るい笑顔のほっとな方でした。


バスに乗って40分の旅。
80歳位の男性2人が後ろの席で話していました。

得意なはずのリスニングが間に合わず、殆ど話す内容がわかりませんでした。
正月は店が閉まるけど、どうすんのみたいな感じかな…。


バスの窓から見える海の入江が本当にきれいです。

目的地の大瀬崎入口バス停に着くと
そこからさらに山を越える歩きが待っていました。


20分ほど歩いたところで軽トラがきゅっと止まりました。

窓から20代後半の女の子が顔をさっと出して
“乗ってきますか~”と大きくて爽やかな声。
運転席には同い年位の彼氏が乗っていました。

荷台に載せてもらうと釣竿とブーツが。

ふき抜ける風の心地よさ。高くなってゆく海岸の断崖。
海にそびえ立つ灯台が見えました。


駐車場に軽トラをとめて3人で灯台まで歩きました。

山口から釣りの為、福岡発のフェリーで来たとのこと。
大瀬崎灯台は映画のロケ地でヒロインの深津絵里さんと
同じ赤いコートで来たら良かった~と笑ってました。


灯台のたもとで2人と別れると、ひとり急な坂道を登りました。

まさしく絶景。
ここまでの眺めを見る事はなかなか有りません。

果ての果てに着いたと実感しました。

眼下の海からは潮の音が聴こえてきます。

曇り空のすき間から陽の光が差し込んで
黒々とした冬の海に日だまりをつくりました。


ふたたび歩いてバス停へ。

バス待ちの間、隣家に住んでいるおばちゃんが
“まだ来んね”と話しかけかけてくれました。

続く。



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    Posted by えだまめ at 23:08│Comments(0)長崎広島あるき
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