たまりば

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北陸冬景色~風の匂い

2013年12月31日

大みそかの日。

朝起きたらお腹がペコペコ。

旅館をチェックアウトして
すぐ近くの喫茶店でモーニングを食べる。

コーヒーとトーストとサラダとゆで卵。

京都によく似合う小さな店の味わい。おいしかった。


冷たい風のなかを歩いてゆく。

東本願寺に入りお参り。

中の立派な天井の木組みに感服。

静かなひとときを過ごす。


風吹くままに裏通りを歩いてみる。

泊まってみたくなる宿やおいしそうな店。
入りたくなる古い木造家屋。


諏訪町通に諏訪神社があるのを発見し、お参り。

地元のおじちゃんとしばらく話し、気ぃつけてなと言ってもらう。

ほっと安心し、うれしくなる声の感じ。



五条から四条まで市営地下鉄。

そこから阪急電車に乗り換える。


マルーンカラーの茶色い車体に深緑のシート。

関西私鉄は乗るだけで楽しくなります。


快速急行で梅田のターミナルへ。

東京ではJR上野や小田急新宿みたいな櫛形のホーム。


大みそかに賑わう雰囲気。

手土産を購入し、アーケードをしばらく歩き、阪神電車に乗り換え。



海へと続く大きな川の淀み。

どこまでも立ち並ぶ中小工場のインダストリアル感ある車窓。

尼崎から乗り込んできた若者たち。


三ノ宮でJRに乗り換え。

須磨浜の海峡のきれいなブルー。


やがて広々としてくる山陽本線の車窓。

河川敷で赤いジャンパーを着た自転車に乗る人の姿。


瀬戸内海沿いに点々とする街を眺める。


しばらく眠り、うとうと揺れる。

日生(ひなせ)という街では小豆島行きのフェリーが泊まっていた。


乗り換えのホームに立つと
風の匂いが駅ごとに違うように感じる。


どこかへ向かう人たちのそれぞれの思いを乗せて
線路の上を電車が進んでゆく。

悠々と流れてゆく高梁川。



また少し眠る。がたんごとんと続いてゆくリズム。


暮れかけた日の陽射し。


やがて尾道の街が見えてきた。

ホームの風はどんな匂いだろうか。

目の前の海を渡る大橋。


造船ドックと立ち並ぶ古い民家。


島へ向かう連絡船の港。

行き交う舟の航跡。


のんびりと年を越して、新たな一年を迎えよう。


タグ :尾道

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    Posted by えだまめ at 15:48│Comments(0)北陸冬景色
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