たまりば

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うかんでくる

2014年12月22日

師走の街のあかり。


踏切のバーがあがるのを待つ人たちの姿。

そっと目をのぞいてみても、どこへ向かうのかわからないけれど。



小さな橋をわたってお店のなかへ。

すでに会ははじまっていて、こっちがあいてるよ~と、絵本近くの席へ。


このまえの夕暮れ映画会のことを聞きながら。

鍋のお碗にはいった豆腐をいただく。



スープがほんとにおいしくて、ぽかぽかになる。


いろいろな音楽がかかる夜。


風のような音楽。イタリアの景色の音楽。



僕のボブ・ディランのCDもかけてもらう。“GREATEST HITS VOL.2”

Tonight I'll Be Staying Here With Youという曲。


ディラン独特の声のぬくもり。



水色のラベルのとっておきの赤ワイン。


友だちはおいしいと笑み。僕も慌てて、くださ~いと声をはりあげる。


ほろ酔いながら尽きることない音楽の話。

本当に、たのしいひととき(^^)



鶏団子を味わう。



紙ジャケットのお気にいりの音楽。

細野晴臣さんの描く歌詞の風景。



三線の音が地形図のちかくの席から聴こえてきた。


馬についての話。

深みのある音色にひきこまれた。


あの夏の海の色みたいに遠く浅く。




つづいてはじまる紙芝居。


赤いクリスマスのトナカイ帽の、似合いすぎる姿。

カウンターごしに、松谷みよこさんのやまんばの話。



ま~だ、ま~だという声のひびき。

しっこ、という男の子のトーン。


いきいきと息づいてゆく話、絵のタッチ。


紙のなかに、たしかにあるところ。



友だちはギターをかかえて歌いはじめた。


ナイフの鋭く鈍い光や、流れ星のせつなの光。


熱のこめられた歌が、心にひびいた。




つづいて、雪景色のうた。満月の夕のうた。



そして、沖縄のカチャーシーのとき。


手をふりながら踊りだす、たまりばーるの人たちの揺らめき。


合いの声が入る、にぎやかなとき。



人は旅人、だと思う。


どこかそれぞれ、似ていたり、違ったり。


カウリスマキが好きな人。銭湯が好きな人。山が好きな人。


話してみて、はじめて気がつくこと。


気がついて、またあらたな表情がうかんでくる。


大切なところの、すてきなひととき。




〆の雑炊がまた、おいしかった。


エキスの繊細な深みが、五臓六腑に染みわたる。



もうそろそろ電車ないんじゃない。

小田急は遅くまであるよ。


時計を見るの、忘れていた…ほど、たのしかった。


お店を出たら、雨あがりの夜空。



光るアスファルトに踏切の音。


ほろ酔いの余韻にひたる帰り道。




忘れ傘を言い訳にして、また遊びにいこう。


ありがとうございました!



今晩は冬至。


銭湯の柚子湯のひととき。


柚子の匂い、よかったです。


おやすみなさ~い。



  • Posted by えだまめ at 22:42│Comments(0)
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