たまりば

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しまじま~春の窓

2019年05月10日

下諏訪から中央線にのる。


みずうみを眺めながら。


上諏訪、茅野、すずらんの里、富士見。



見えてくる峰々の雪の白。


甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳、南アルプスの山々・・。

神々しい光、春の車窓。


大切な記憶を思い浮かべるとき。



小淵沢で、高原野菜とカツ弁当、おいしかった。


途中で、降りたり、乗ってくるひとたち。



やがて、桃色・桜色に染まってゆく車窓。



ぶじに鶴川へ。


おかげさまで、いい旅になりました(^-^)


書きあがるまでに時間がかかりましたが・・。


ありがとうございました。  


  • Posted by えだまめ at 07:04Comments(0)しまじま

    しまじま~峠をこえて

    2019年05月09日

    近鉄難波から、近鉄線を経由して、名古屋へ。


    一泊し、中央線を木曽川にそってゆく。



    途中、中津川駅で降りると、すぐに馬籠行きのバスが発車した。


    ここも、他の観光地同様に外国からの人が多い。


    ひとことふたこと言葉を交わした、隣の席の男性。

    なんとなくイギリス人っぽいけど、どうだろう。



    馬籠につくと参道にはたくさんの旅籠。

    お土産屋、蕎麦屋、五平餅も売られている。


    晴れやかな空、なんとなく時代をこえて歩いてる気分になる。

    島崎藤村の記念館に入る。


    椰子の実の歌。破戒。夜明け前。

    断片的にしか知らないけれど、この地から言葉が紡がれてゆくのを想像する。


    光の加減や、空気の冷たさ。



    出てすぐのお蕎麦屋さんで、山かけ蕎麦と五平餅をいただく。

    囲炉裏にあたりながら、あったまって、おいしかった。


    なんてこんなにおいしんだろう、山かけ蕎麦。


    蕎麦と山芋とお出汁。素材たちの味。



    観光案内所でリュックを預けると、妻籠まで送ってくれる。


    身軽になったので、中山道を歩いて峠をこえることにした。


    馬籠宿の端にある見晴らしからは恵那山。

    きっと藤村も立って眺めた風景。


    石畳もあれば、舗道も、砂利道もある。


    林道のなかに、タイムスリップしたような古民家があらわれる。


    そこでまた、先ほどバスであった欧米男性と顔をあわせて笑う。

    お茶を飲みながら、歓談。

    手をふりながら、道中の無事をそっと祈る。



    渓谷、滝の飛沫、轟音。ふれてみた水の冷たさ。

    流れ合わさって、木曽川へ。


    自然のダイナミクスとハーモニー。

    目や耳に、森の息吹が入るとき。



    集落をいくつか歩きながら、梅のすっぱい匂い、山里の春。


    とうとう妻籠に到着。

    人が大勢、にぎわっていた。


    バスで南木曽へ。


    駅のホームで次の電車を待っていたら、オーストラリアのリタイアのご夫人がコアラのチョコをくれた。

    なんだか微笑ましくなる。ありがとう。



    木曽川にそって、中央線はゆく。


    途中、上松では、ずっと前に御嶽山で夏の山小屋バイトをしたことを思い出した。

    車窓をながめながら、懐かしさがしみてきた。


    今もあのときのかすかな思い出に温められている。

    きっと先に向かう希望になっていることに気がつく。

    青すぎる空の記憶。



    やがて塩尻で乗り換え、下諏訪へ。


    マスヤゲストハウス。


    何年かぶり二度目だけど宿のひとが憶えててくれてうれしかった。

    いい雰囲気の、おしゃれな、すてきな宿。



    菅野温泉の銭湯であったまって、八ヶ岳乳業のコーヒー牛乳をごくごく。

    宿に、帰ると炬燵にはいって、にぎやかな夜になりました。  


  • Posted by えだまめ at 11:21Comments(0)しまじま

    しまじま~春らんまん

    2019年05月08日

    大阪は花ざかり。


    いたるところに桜。


    ゆきかう人たちの表情はなんとなく楽しそう。

    にぎやかな声に華やぐ心地。



    実は、大阪には友人夫婦がいて、夜に待ち合わせ。

    それまでひとり、大阪観光の日。


    あんまり大阪は詳しくないけど、通天閣やミナミらへんは何回かいっている。

    そうだ、今回は大阪城に行こう!



    心斎橋にあるゲストハウスに荷物を預け、地下鉄で向かう。

    御堂筋線、から乗り換えて、長堀鶴見緑地線。

    台形が特徴的なローレル賞車両。深い地下をゆく。


    森ノ宮でおりたら、広大な公園がひろがっていた。


    屋台など並んでる広場をぬけて、石段や枡形、門をぬけてゆく。

    なんというか、これはなかなか堅固な城だなぁと感嘆する。

    そして、本丸にはいると、天守閣の壮麗さにあがる。

    おぉ~、って心のなかでガッツポーズ。


    実は、子どもの頃に、大坂城という穗積和夫さんのイラスト絵本を読んで、それ以来の大阪城贔屓。

    びいきといっても、はじめまして、こんにちは。



    なかに入り、階段を8層のぼってゆく造り。


    黄金の茶室のレプリカとかお宝が満載。


    眺めながら、ぐるぐる。


    そして、たどり着いた最上階。

    すごい眺めだ!


    風を感じながら、遠く生駒の山並みや、足元の曲輪もはっきりとわかる。


    時々の人たちは、この位置から一望していたんだな。

    感動はMAXだが、先に行かなければ、という気持ちがある。


    城をあとにして、北へ向かう。

    地下鉄は地上にでて、おおきな川をわたり、高速道路と並走してゆく。


    のりかえてモノレール。見えてきた太陽の搭。


    独特な存在感に心つかまれる。


    芝生からだんだんと、その世界に入ってゆく。


    思っていたよりも、倍ちかくおおきい。

    そして、静かに向き合うことができる。


    なかに入ると展示をみることができた。

    生命の樹。


    螺旋に階段をのぼりながら、生物の歴史をめぐることができる。

    わりと60年代サイケデリックや秘宝館的なものを感じたが、きっと人それぞれ違うのだろう。

    子どもたちがうれしそうな目をしていた。


    外に出て、太陽の搭をながめたら、夕陽をうけてきれいだった。

    見終わってから、なんだか、より近づけた気分。


    万博公園の夜桜をながめる。

    今度は、太陽の搭の目からビームが飛び出してた(^-^)


    やるな、と思った。



    そうして、心斎橋にあるゲストハウスへと戻ってきた。


    ここは、数年前に熊野古道を歩いたら出会った友人夫婦。

    イギリス人の夫と、日本人の妻。


    旦那さんの写真展を観にいかせてもらったり、奥さんが広島出身だったりで、けっこう仲がいいのだ。

    ここのゲストハウスに奥さんが働いてたけど辞めて、今は旦那さんが働いている。


    コモンルームの畳の間で待ち合わせ。



    顔を見たとたん、わ~い、って心がほぐれた。


    さっそくコンビニで、ジュースやスナック、チョコの買いだし。


    ふたたびちゃぶ台でおしゃべり。

    とてもいいひとときを、おかげさまで過ごすことが出来ました!


    会えて、うれしかったな。


    ありがとう。おおきに。  


  • Posted by えだまめ at 07:10Comments(0)しまじま

    しまじま~祝島

    2019年05月07日

    こんなに素晴らしい島だったなんて。


    波にゆられながらゆく船旅。


    広い空を飛びまわる海鳥たち。

    じょぼんとあがる飛沫。白い泡。あっという間に魚をついばんでゆく。



    港についたら、笑顔のご夫婦が出迎えてくれた。

    あぁ~、ここに来るために島々の旅をしてきたのかも知れない。


    民宿くにひろへ向かう細い小径。

    畑。猫。2階の窓から、いたずらげに顔をだす子どもたち。


    くにひろさんの古民家。

    ふつうの建物、なんだけれど、愛情をもって手を入れてあることが伝わってくる。


    宿帳をかきながら、びわ茶をいただきながらおしゃべりの安らぎ。



    やがて、旦那さんと一緒に散策。


    練り塀のあいだをぬけて、石段をのぼり、小学校のグラウンドへ。


    美しいあおい海。

    のどかな光にうすい花びら舞いながら。


    島の生活について話してくれた。



    自転車をかりて、島の西側まで。


    ちょうどひじきの収穫をしている様子が見えた。


    あたたかなオレンジの夕焼け。


    夕飯は、メバルの煮付け、鯛の刺身、あじの南蛮漬け。

    すべて島の漁師さんが釣り上げたもの。


    石豆腐は山口の郷土食。ひじきの煮物。


    あぁ、おいしかった!!



    翌日は、島の東側へ歩いてゆく。


    柑橘やびわの畑。

    歩いていたら、おばちゃんから甘夏を頂いた。


    先のほうにある段々畑まで、けっこう歩いた。


    座りこんでむいた甘夏。

    すっぱくて甘くて、ほんとにうまい。


    爽やかな香りが海へとひろがってゆく。




    ふたたびくにひろへ。


    あらかじめお願いしていたおにぎり弁当。


    温かみのあるずっしりおにぎり。

    たまご焼きもおいしいなぁ。



    くにひろさんと一緒に港までいって、そのまま途中まで船にのった。


    海をみながら、持ち上がっている原発の話を聞かせて頂いた。


    ずっと対峙していることの苦労を思わずにはいられない。



    なんども手をふって、船にふたたび揺られてゆく。


    ありがとうございました。


    本当にすてきな祝島のときになりました。  


  • Posted by えだまめ at 10:05Comments(0)しまじま

    しまじま~山口へ

    2019年05月07日

    山口に入りました。


    渓流にそって走る錦川鉄道・岩国清流線。

    木々の緑。

    春の土に一面の菜の花。まぶしい黄色。


    県をこえるだけで、こんなに違うんだ、と思う。

    おとぎ話のなかに迷いこんだような、きっと錯覚だけども・・。


    終点の駅で、売店のおばちゃんからミニカップラーメンを買って、お湯も注いでもらう。

    お腹がペコペコだったので、すんごいうまかった。


    同じ路線を岩国にもどって、今度は山陽線を海へ。



    よく晴れた瀬戸内海をみながら、素晴らしい車窓。


    山口と言えば、種田山頭火、中原中也、金子みすず、のイメージ。

    なぜこんなにも詩人が出でくる土地なのだろうか。


    心のなかを見つめる目。



    柳井、という街でおりる。

    宿がほんと昭和のオンボロビジネスホテルで、こりゃ参ったと思った。

    が、今思うと、これもいい思い出かな。


    全国一律の安心感のあるホテルも好きだけど、そこにはない味わいを感じる。


    冷たい夜、コインランドリーを回してるあいだ、あんまりおいしくないラーメンを食べた。

    いいのだ、いいのだ。


    とぼとぼ、とぼとぼ、また歩いてゆける。



    翌朝、宿でおいしい朝食。


    山口の味噌、九州みたいに甘くてへぇ~って思った。

    何か聞けば良かったかも。土地の味噌汁、いろいろ。

    メザシ、ひさしぶりに食べた。


    電車でふたつ隣の駅。


    そこから周防大島に渡る。


    橋へのタンカーの衝突や、豪雨水害。

    まだ記憶に新しいところ。



    入りくむ湾に沿ってバスはゆく。


    行きたかった宮本常一記念館へ。

    卒論で石川・舳倉島の海女さんを訪ねたことから、興味のあった民俗学。


    宮本常一さんの、持ち物や、優しい人間像が、展示から浮かび上がってくる。

    やはり、来られて良かった。



    食堂のアジフライと、やはり甘めのお味噌汁。


    しばらく待って、バスを乗り継いで今度はハワイ移民資料館。

    立派な古民家に、当時の家財や旅道具。

    けっこう多くの人が渡航していた現実。


    国策と島の貧困。やはり知らないことばかりだった。




    ふたたびバスで、対岸へ。そこから電車で柳井へ。



    白壁の古い街並みをみたり散策。

    カレーとナンの晩ごはん。


    小雨。どこか寂しさを感じながら、夜は更けていった。  


  • Posted by えだまめ at 09:25Comments(0)しまじま

    しまじま~宮島

    2019年05月05日

    見えてくる海。


    揺られてゆく路面電車。

    隣のシートには帽子をかぶってる少年。



    終点、広電宮島口。

    けっこう並んで、あなごのうえの。

    香ばしい、おいしい穴子重をいただいた。



    渡船のフェリーで対岸の宮島へ。


    お土産物屋さんのならぶ参道をゆく。鹿たちの姿も。


    参道のきれたところで、朱色の大鳥居が見えてきた。


    風は氷みたいにひんやり透明な日、空と海のきれいなブルー。


    ちょうど干潮時で、浜をつたって鳥居の下まで歩いた。

    とてもとてもきれいだった。

    やわらかな砂にきらきらの水面。


    記念撮影してる人も多かった。



    ロープウェイにのりついで弥山へ。


    山頂までのぼると、景色は格別だった。

    海の先には、広島の街も、島々も一望できる。



    なんだか心まできれいな青になってゆく気がした。  


  • Posted by えだまめ at 05:58Comments(0)しまじま

    しまじま~デーゲーム

    2019年05月04日

    カープの赤いユニフォームがつづく列。


    マツダスタジアムにはいるまえから、期待がたかまる。


    自分は大瀬良大地投手のユニフォームを着ている。

    頭にはCのカープ帽。

    地べたにシートをしいてペタンと。待ちに待つとき。



    開場とともに、自由席へぞろぞろぞろ。

    一塁側のライト近く、なんとかいい席がとれたと思う。


    あ~、きれいなグリーンの天然芝。


    グラウンドの選手たちが練習している。

    ポーンと白球が飛んでくる。

    かっこいいな~。


    むさし、のおむすびのお弁当をひろげる。

    しっとり海苔のおむすび、鶏のからあげ、ウインナー、キャベツ、枝豆、オレンジ。

    ほんとに絶品!広島ご当地の最高のおむすびなんです。



    スタメン発表。

    応援歌をスタンドから歌う。


    14時、プレーボール!


    息づまる投手戦。

    やがて均衡が崩れ、相手が先制。

    その直後、カープの4番・鈴木誠也がホームラン!

    思わず、席ちかくの人たちと立ち上がって喜びを分かち合う。


    ビールをちびちび呑みながらほろよひ。


    スコアに押されながらも、双方点のはいる展開。


    途中、小雨がふりだして、合羽を羽織るとこにする。


    投手交代。守備交代。


    退屈のひまもないくらい、終盤まであっというまだった。

    灯りはじめたカクテルライト。


    結局、負けてしまった・・。

    雨はいつの間にか上がっていた。


    スタンドの熱気を抱えて、満足しながら街へと歩きました。  


  • Posted by えだまめ at 10:12Comments(0)しまじま

    しまじま~ヒロシマ

    2019年04月27日

    歩いているとほっとする街。


    おおきな街なんだけれど、どこかのんびりした雰囲気。


    幾筋もの川がながれてゆく。路面電車は右へ左へ。

    緩やかな流れのなかで、ときおり見あげる空。


    咲きかけの桜に染められるこころは淡いピンク。


    ビジネスホテルやゲストハウスをはしごして過ごす日々。


    気になっていたひろしま美術館。


    小ぢんまりとしているけど、展示は充実。


    あんまり混んでないから、何回もじっくりと観られるのがいいなぁ。

    フランスの見知らぬ風景に連れてってくれる絵。

    それだけで、心は風にのって軽くなる。


    路面電車をのりついで、気象台や丘のほうへ。

    高校生の仲間たちがわいわい乗ってくる。


    男の子や女の子。青春の響きに憧れてしまう。



    本通り商店街のにぎわい。


    カープの開幕直前で、なんとなくわくわく浮き足だってる気がする。

    わいわいわい。伝わってくる訛りの言葉の温もり。




    何回か通った原爆ドーム。


    屋根の骨格からの気配。


    いくつもの声が聴こえてくるように。


    月明かりが静かに照らす。


    ゆらゆらと、元安川の水面が揺れている。

    対岸、夜桜を観にきた若者たちの声がする。



    路面電車にのってゆく帰り道。


    モーターの唸る音、レールの軋む音。

    いつまでも耳に残る夜だった。






    話はかわって・・。




    最近はよく音楽を聴きます。


    尾道のライブで観た曽我部恵一さんやサニーデイサービス。

    詩人の友部正人さんの音楽、大ファンになりました。


    細野晴臣さんのHOCHONO HOUSE、かっこいい。


    鶴川の野外市でみた知久寿焼さん。独特な世界観。タイで聴いたときからひかれています。



    来週には友人のひろくのライブ、楽しみ♪


    そして、来月23日には、くるりのライブも!



    音の響きや歌詞、あらためて音楽に感謝です。  


  • Posted by えだまめ at 19:27Comments(0)しまじま

    しまじま~呉へ

    2019年04月23日

    ながく急な百段階段をのぼると、呉の街をみることができます。

    ショッピングモール、港には船舶。

    周囲を山々にかこまれた地形。


    この世界の片隅に、というアニメ映画を観てから、ずっとここに来たいと思っていました。

    スクリーンに描かれるままの面影が風景に感じられて、なんだか胸が痛くなりました。


    昔々、といっても、70年ほど前の現実。



    戦後世代の自分にとって、戦争は漠然とした存在です。

    被爆三世、といっても時々、そのことを忘れがちなのです。


    1日、足を棒にしながら歩いたり、バスにのったり。


    港には幾隻もの潜水艦。

    音戸の瀬戸の渡しをわたって、倉橋島の沿岸にうかぶ牡蠣筏。



    江田島では、旧海軍兵学校を訪れました。

    立派な校舎、その展示品の数々に圧倒されておそれて。


    以前に明大生田キャンパスにある登戸研究所や、大久野島の毒ガス施設を訪れたときのことを反芻しました。


    人が人を殺しあうことの愚かさを、ただ深く感じます。

    今だから、言えることなのかも知れません。

    祖父は、戦争に反対し、入牢しました。

    土のあるところの隅っこに、おしっこでお花を育てた、って聞きました。


    どこかには水も光も、希望だってあるもんだ。


    そう自分も思いながら歩けたら。  


  • Posted by えだまめ at 08:39Comments(0)しまじま

    しまじま~マリンブルー

    2019年04月22日

    こんなきれいなブルー。

    空と海のみせる色み、島々をわたるバスの車窓から。


    とびしま海道、といって、大崎下島や豊島あたりを旅しています。



    汐待港といって、かつての航路の舟着場であったところ。

    古い街並みに名残をとどめてます。



    ゲストハウスもぽつぽつあって、医院を改装したとことか面白かった。

    たまたま居合わせた旅人と、晩ごはんたべにゆきますかって、地元の食堂にはいったり。

    そんなちょっとしたひとときの一期一会、ぽっと灯るように。


    旅する理由はひとそれぞれ、だけど、いまここにいる。


    竹原、木江、御手洗。


    船をのりついでゆく。

    豊島では、おばちゃんのやってるおいしいお好み焼屋さんへ。

    たぶんいままででも指折りじゃないかな。


    キャベツ、もやし、ソース、生地、全体からうまみが立ち上がる。


    鉄板とおばちゃんと暖簾、こういうこじんまりしたお店がいいなぁって思う。



    マリンブルーのこころ。

    さわやかな潮風、かがやくとき。

    そんなときばかりではないから、なおさらうれしいのさ。  


  • Posted by えだまめ at 08:28Comments(0)しまじま

    しまじま~おひさま

    2019年04月17日

    みはらし亭から。


    朝の窓辺。

    太陽がのぼり、海に映って、少しずつ営みがはじまって。


    たまたま早起きしてた宿のひとたちと。

    すごいとかワォとか、ただじっと見たり、分ちあいながら。


    朝が来る光、ジーンと胸に染みわたってゆきました!


    よい1日になりますように。  


  • Posted by えだまめ at 05:56Comments(0)しまじま

    しまじま~声とギター

    2019年04月16日

    夕方、商店街をあるいてライブ会場の浄泉寺に向かった。

    境内にはいると立派な本堂に驚いた。

    穏やかな雰囲気。


    まだ入場開始まで小一時間はあるが、何人かのひとが並んでいた。

    白いドレスの女の子、5才くらいかな。

    ひらひらと踊っていた。


    物販のホットコーヒーやおでんの屋台。

    リハーサルのギターの音が聴こえていて、気分が高まる。

    どんどんと列が長くなってくる。

    夕はとっぷりと暮れてゆく。

    ざわめきと高揚感、6時に入場開始。


    なかには、たくさんの座布団、後方には椅子。


    前から3列目のおざぶをゲット!

    やがて満島真之介さん、長田真作さんの前説がはじまった。


    早く始まらないかな。どんどんどきどきしてくる。


    照明がおちて、飄々とnever young beachの安部さんが登場。

    かるがるとした物腰で青春の情景を描きだしてゆく。


    明るい未来、いつも雨、なんかさ。

    さりげなくて、あったかくて、懐かしい音楽。


    ほとんど知らなかったけど、知れてよかった。

    こうして書いてるうちにも、今、ラジオから流れてきたネバヤン。

    これからのフレッシュなバンドなのだ。


    トイレ休憩でいちど席をはずす。

    ジャンパーを羽織って、座布団で待つことにする。



    曽我部恵一さんが出てきた。

    ジャーンとギターが鳴る。

    その瞬間に鳥肌がたつ。


    さぁ、出ておいで、君のことを待ってたんだ。

    baby blueの歌詞にのせて、曽我部さんの声がのる。

    丁寧で力強くて、情のこめられた歌声。


    凄い、とあらためて思った。


    満員電車は走る、東京2006冬、おとなになんかならないで。


    やりきれなさ、もどかしさ、せつなさ、ほのかなあたたかさ。

    微笑んだり、揺らしたり、叫んだり。

    幅広い曲調にのせて、曽我部さんの名演は続く。

    素晴らしい時間。


    黄色い山陽線、かわいいよね、写真にとったよ。

    曲間のトークで、尾道のことを触れてくれたのもうれしかった。


    最後の1曲は、春の嵐。


    穏やかな声で、愛のうたをうたいましょう。

    ギターは、花びらのように繊細。

    優しい音楽、ってこういうことを言うんだろうな。


    アンコール、ネバヤンの安部さんも出てきて、サニーデイの青春狂走曲。盛り上がった!


    すっかり心つかまれて、物販コーナーで曽我部さんのdance to youを購入。


    曽我部さんにサインしてもらって、握手までしてもらった。

    どっしりとした笑顔とともに。



    すっかり満足して外にでる。


    深夜までやってる店でラーメンをすする。



    みはらし亭にむかう階段からは明るい月。


    いつまでも照らしてくれるような、そんな気がした。  


  • Posted by えだまめ at 18:14Comments(0)しまじま

    しまじま~海辺の町

    2019年04月14日

    待ちに待った、という日がある。

    3月23日。

    尾道での尾道映画祭、そして浄泉寺でおこなわれるライブの日でもあるのだ!



    はりきって出かけよう。


    実家の親に感謝をこめて、ありがとう。

    色々あったし、あるけれど。



    曇り空、船は島々を縫ってゆく。

    この景色は、いつまでも瞼に残っている。

    小さな港を点々とつなぎながら。



    尾道港。


    ちょっといぞぎ足で、荷物を預けて。

    映画の上映。

    湊かなえさんの望郷。

    近くの因島の風景がふんだんに使われた、内容は暗いんだけど、どこか手にとれるような。


    舞台挨拶後のセレモニーで、湊さんや佐野四郎さん、俳優の満島真之介さん、深川麻衣さん、絵本作家の長田真作さんたちが登壇。

    きらきら輝く存在感、尾道への想いも伝わってきた。



    ホールをでて、本通りにあるメキシコという喫茶店へ。

    ランチタイムでもたべられるモーニング。

    厚切りのふかふかのトースト。

    ゆで玉子をむいて、深煎りのコーヒー。


    馴染みのお客さんと、映画祭のこと、カープのこと。

    この距離感、店の色。




    本通りのアーケードをさらに歩いていたら、雨がふりだす。


    紺色の折り畳み傘を鞄からだして、さす。


    山陽線の線路にある細いトンネルをくぐり、石段をのぼる。

    千光寺へと続いてゆく石段。けっこう長い。

    ここに住んでいるひとは大変だ。

    景色はすんごい、いいところ。


    みはらし亭、というゲストハウスにチェックイン。


    ここから見える見晴らしが大好きで、常宿にしている。

    茶園で使われていた立派な建物に手をいれて、程よくおしゃれで、居心地がよい。


    歩いてあがるのは大変なんだけど、それ以上の満喫感を感じるのだ。

    2階にあがろうとしたときに、窓の外に、あっ虹!!


    思わず興奮して、建物の外に飛び出して、虹の写真をとる。


    青い空と、虹。


    これから今晩はじまるライブが、ますます楽しみになってきた。  


  • Posted by えだまめ at 08:46Comments(0)しまじま

    しまじま~三月の海

    2019年03月13日

    今は3月。

    うまく言葉に纏められるかはわからないけど、元気にしています。


    生口島の柑橘農家さんで働くか、休みの日には島々めぐり。


    柑橘でいうと、レモンの収穫から、せとか、清見、安政柑、甘夏などの収穫。

    植えつけなどの作業もお手伝いしています。

    苗木をキャタピラーのついた運搬車で運んだり、スコップで土をかぶせたり。

    なかなかの体力仕事ですが、なんとか慣れてきました。


    農家さんは70代くらいの温厚な雰囲気のご夫婦と、パートのおばちゃん。

    ご高齢のおばあちゃんや、若旦那、フェリーで渡ってくるおじちゃん衆と一緒に働くこともありました。


    みんなでチョキチョキとハサミを動かしながら。

    島の畑からは、海がみえます。


    きらきらとひかる波。

    自転車にのって、朝な夕な、通う日々です。



    島々には、結構行きました。


    なかでも感銘を受けたのが、弓削佐島。

    汐見の家というゲストハウスがあって、サイクリングがてら泊まりに行きました。


    のんびりと時の流れる集落。

    いわゆる、しまなみ海道から一歩離れたところ。

    船でわたると、本当に静かだなと思います。


    宿に入るまでは、ちょっと心配だったのですが。

    足を踏み入れたら、味のある建物や、程よくおしゃれな家具や小物。


    すぐに心が落ち着きました。

    宿のひとたちの、自然な笑顔にも。



    海は見慣れたつもりだったけど、どこか優しい佐島の自然。木々のそよぐ音。


    自転車でこいでたら、おじちゃんや兄さんが道案内してくれました。

    こぎこぎいった島の南端からは、ひろいひろい燧灘の海。

    いつか向こうの島々にも船でゆけたらと、砂浜から夢想したりして・・。



    宿の帰り道、寄ったブックカフェもあったかかった。

    豆花やレモネード、翌朝にはトーストにハムチーズのせ、コーヒー。どれもおいしかったな。



    宿にもどって、みんなで大根や白菜を切って鍋の支度。


    あ~でもない、こーでもないと試行錯誤しながら。

    白菜と豚肉のミルフィーユ鍋や、2種のチーズのせ大根ステーキなどが出来上がってゆきました。

    コタツを囲んで、おしゃべりするひととき。

    なんだか楽しかった~。



    ほかにも、小佐木島、佐木島、大三島、大島、百島。

    気になるゲストハウスを泊まり歩きました。


    これからの計画もたてていて、かなりいい旅になりそう。


    尾道映画祭に、お寺での音楽ライブ、カープの応援などなどなど。

    今月の後半からは、島をつたって、祝島にむかう、旅の続きです。



    三月の海。


    日々、風も天気もうつろうのを感じます。


    曇りのとき、雨のとき。ふと悲しみに佇む。

    失ってしまったもの、忘れかけたこと。

    潮がうねりになって押し寄せるように。


    波はつづいてゆく。


    いつかまた晴れておだやかな海。


    きらきらときらきらと、ただ船はゆく。

    ひねもすのたり春の海。

    干潮と満潮の、繰り返すリズム。

    息をするように。吸っては吐いて。


    そんなサイクルが、たしかに自分を癒してくれている気がします。


    ありがとう。


    くるりの沈丁花という曲を思い浮かべながら、書きました。


    読んでくれているあなたに、優しい春風と、元気な日々が届きますように。


    あと少しの柑橘仕事と、旅、楽しんできます。  


  • Posted by えだまめ at 18:14Comments(2)しまじま

    しまじま~レモン

    2019年02月08日

    レモンの収穫をしました。

    果実から元気をもらえる気がする檸檬畑。


    あたたかな夕焼けの色、映ってゆらめく瀬戸内の海。

    帰り道、優しい光に染められるとき。  


  • Posted by えだまめ at 20:58Comments(0)しまじま

    しまじま~浜辺にて

    2019年02月04日

    ざらざら、ざらざら。

    手のひらに砂粒のせて。


    群青の海。ひさしぶりに掬ってみる。

    思ったよりヒヤっと冷たい。

    舐めてみたらショッパかった。



    いろんな貝殻たち。おだやかな波音。

    ゆらゆら漂ううねり。きらきらと輝く潮の流れ。



    じかにふれられるもの。



    思いきって、浜辺におりてよかった。

    優しい気持ちになった昼さがり。  


  • Posted by えだまめ at 15:45Comments(0)しまじま

    しまじま~言葉の舟

    2019年02月03日

    日々はまるで波のよう。

    今日の海の色、目にうつるブルーグレー。

    内なる言葉、書き連ねる音。


    悲しみは小雨に滲む。

    幾重にも寄せる波、声なき声の涙。


    潮の流れ、ただただ見つめるとき。


    ありがとう。ごめんね。

    ありふれた言葉の舟にのせて。


    空の先にはきっとおひさま。


    優しい光に照らされますように。





    ここしばらくは、柑橘の収穫の待機、のんびりしています。

    ノンビリといっても、根っからの風来坊。

    あちこち、あちこちと歩いてみたりですが・・。


    いまは瀬戸田の図書館。

    雨の日には、雨音を聴くように。

    静かなソファーから書いています。

    絵本の読み聞かせするお母さんと女の子の姿。


    汐待亭という喫茶店に入ってカフェラテ。



    昨日は、よく晴れてて福山へ。

    クシノテラスというアウトサイダーアートのギャラリー。

    ホロコースト記念館にも寄りました。


    表現する、ということ、自分のテーマだと気がついた日。

    尾道からの船、まぶしい夕陽が射し込む窓。

    日々はまるで波のよう。


    かなしいときも、うれしいときも。



    柑橘の収穫、出来たらいいな。

    いまは八朔の時季のはず。


    このまえ、佐木島にいったら、他にも行きたい島が見つかりました。

    小佐木島とか、佐島。

    気になるいくつかのゲストハウス。


    もう少しあたたかくなったら、島々の旅に出かけたい。

    きっと春風にのって、祝島へ。


    言葉の舟にのせて、見あげる曇り空。

    ただ一歩、一歩。  


  • Posted by えだまめ at 16:04Comments(0)しまじま

    しまじま~島々

    2019年01月25日

    夜行バスは点々と、街を通過してゆく。

    福山・府中・御調。

    6時を過ぎても、まだ夜の闇。

    谷あいの道を走ってゆく。


    バスはがらがらに空いていて、お客さんは10人ほど。

    最後尾の席だったので、カーテンの隙間から、ずっと景色を眺めていた。

    途中、川の護岸が崩れて、土嚢を重ね、工事中の箇所があった。

    西日本豪雨の被害が、今も生々しく残る。



    尾道に近づく頃に、ようやく空が白んできた。


    駅前のバスロータリーで降りる。

    向島からの渡船場から、自転車にのった高校生たちが一斉にこぎだした。

    服をなびかせて、青春、なんだかまぶしくて。


    海沿いをあるいて、途中から石段をのぼり、千光寺にお参り。


    尾道の景色を一望できる、大好きな場所。


    行き交う船。がたごとと電車の音。

    海峡をわたる尾道大橋には、車の往来。


    続いてゆく暮らし。人は旅人。眠る野良猫。


    瀬戸内海にうかぶ、幾つもの島々。


    みはらし亭のカフェは、入れなくて残念・・。


    ロープウェイで一気におりて、ふもとのコモンでワッフルのモーニング。

    じゅわっとバターが溶けて、とてもおいしいのだ。



    本通り商店街を歩いたり、桟橋でのんびり、曇り空に光る海。



    シネマ尾道で気になっていた日日是好日を観て、尾道ラーメンたべて、U2もちょこっと覗いて。


    尾道港から、シトラス号にのる。


    因島、佐木島、小さな桟橋を寄港しながらの船旅。

    おだやかな夕暮れの海。


    瀬戸田港から高根大橋をわたって、実家のある高根島に着きました。  


  • Posted by えだまめ at 14:17Comments(0)しまじま

    しまじま~月あかり

    2019年01月23日

    いつまでも見守ってくれてるような月あかり。


    足柄PAから尾道に向かうハイウェイ。

    少し欠けた月、窓から見えている。


    ゆっくりと夢のなかへ。  


  • Posted by えだまめ at 22:44Comments(0)しまじま