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Posted by たまりば運営事務局 at

山形・稲穂~虹のように

2019年11月08日

田んぼにたつと、なだらかな山々が見わたせます。


ひろびろとした風景、錦秋の紅葉に澄んだ空の青。


ぶじに玉庭の日々をおえて、鶴川に帰ってきました。

なんだかまだちょっと時差ボケ気味なこころ・・。




最後のほうは、けっこう稲刈りに追われてました。


天日干し米の藁を運ぶべく、何回も田んぼを往復。

泥に足を取られながら、ひたいに汗。

近所の農家さんたちにも助けてもらいながらの作業でした。


みるみる曇ってゆき暗転してゆく空。

やがて降りだした雨の冷たさ。


わ~ちょっとこれは、と思ってたら、やがておおきな虹がかかってゆきました。


ひときわ眩しく見えるのはなぜだろう・・。

許されてゆくように、描かれてゆく円の彩り。


心が浮かびあがって、湧きあがってゆく。


なんとかかんとか、稲刈り完了!

分かち合う喜びを、農家さんたちと。


送別会をひらいて頂いて乾杯。うれしかった。


旅立ちの朝、記念写真。

一回撮りの自然な瞬間、すてきなときになりました。


ほっとする笑顔たち。


どうもありがとうございました。おしょうしな~!!  


  • Posted by えだまめ at 19:36Comments(0)山形・稲穂

    山形・稲穂~小豆

    2019年11月03日

    玉庭での日々、あずきの収穫に畑へ。


    畝から畝へ、ずらりと並んで伸びる豆のつる。

    くねくねとにょきにょきと。


    細長い房には、小豆色の豆がころころ。

    はぜてこぼれた豆もちらほらと地面の上。


    たくさん籠に拾いながら、歩いています。  


  • Posted by えだまめ at 19:07Comments(0)山形・稲穂

    山形・稲穂~たまご

    2019年11月01日

    玉庭にて約半月。

    朝のはじまりは、コケーッコッコです。


    小屋の一角に鶏舎があって、担当としてニワトリ15羽を、日々見ています。


    平飼いのにわとりたち。

    庭に生えている葉っぱや、家での野菜くずを手に向かいます。

    扉をあけたら、おはようと言うか言わないかのうちに、わ~っと近寄ってくる瞬間。

    最初のうちは、なんだかビックリしちゃって苦手でしたが、だいぶ慣れてきました。


    草をあげたら、一目散に腹へったとついばむ鶏たち。

    そのあいだに水の汲み換え。餌やり。そうじなどをします。


    よく見ていたら、一羽一羽、ちょっとずつちがう個性。

    ぴょこぴょこしたやつや、ゆっくりのやつ。


    鶏舎の片隅では、いままさにじっと丸まっている鶏がいます。


    一点を見つめてながら、じっと佇むとき。


    やがて、離れると、ひとつのたまごがありました。

    触ってみると、ほっとあたたかでした。


    またね、と鶏たちに声をかけて、扉をしめました。


    たまごをボールにいれて、割らないように、家まで運びます。


    今日の朝ごはんは、玉子焼きでした。


    おいしいおいしい玉子焼き。さっきの光景を思いだしながら感じる、ありがとね。


    あと少しの玉庭の日々、楽しんで過ごしたいと思います。  


  • Posted by えだまめ at 19:34Comments(0)山形・稲穂

    山形・稲穂~灯る旅

    2019年10月27日

    会津をめぐる旅。


    雨休暇をいただくことになって。

    山形の農家さんに車で送ってもらって、羽前小松から出発。


    坂町線で、日本海を目指します。

    小雨に煙る渓谷の景色。

    乗り換えする駅で、羽越本線へ。


    新潟は、1年ほど前に訪れた街。

    おおきな信濃川が流れる、好きな街。

    懐かしくなるような、なぜだか。


    駅のなかの食堂で、生姜焼き定食と、栃尾揚げを。

    新米入りました、の文字。おいしいおいしい。


    思えば、田んぼの様子ばっかり気になるこの旅。


    万代バスセンターにほど近いホテルで、しばらく休んで、さっそく散策することにした。

    フィッシュマーケットの脇の回転寿司が、これでもかってくらいうまかった。

    こんなうまいお寿司、あらためて日本海の海の幸を感じる。

    折り畳み傘を忘れて取りに帰ったりしたけど、それだけに印象に残った。


    すっかり暗くなった信濃川を越えて、古町の商店街を歩く。

    花街の名残が、そこかしこに。


    ふたたび信濃川を、ながい万代橋を渡ってゆく。

    水嵩のました濁流。ここより上流の千曲川のことを思う。

    山形に来なければ、長野の飯綱でリンゴの収穫をしようと思ってたのだ。

    不思議な縁のようなものを感じてしまう。

    ただただ、祈るように歩いていた。




    次の日は、会津へ向かう。

    駅弁をかって、がらがらの快速あがの。

    よく晴れた越後平野、広々としてる。

    田んぼはもうすでに稲刈り済み。山々が近づいてる。


    しばらくうとうとしたりして、あっという間の喜多方。


    そこから、バスで、五色沼に向かった。


    ちょうど紅葉の鮮やかな季節。

    葉っぱたちに見とれていた。

    森の匂いに包まれて歩いてゆく。


    赤や黄に色づく葉に、灯されてゆくこころ。

    湿地のあいだには水の流れ。


    磐梯山も見えてきた。


    きれいねぇ。カップルの話し声も聞こえる。

    なぜかさびしさや、うらやましさよりも、景色に似合った喜びを感じた。


    きれいだなぁ。こだまするように、自分もまた喜びを受けとめている。

    癒される自然。畏怖する自然。

    さまざまな自然のなかで生きていること。


    喜多方までバスでもどり、ラーメンを食す。

    あっさり醤油スープに縮れ麺。

    至ってシンプルだけど、うまうま。

    ほっとあったまったなぁ。


    ひさしぶりのユースホステルに連泊。

    貸切状態だったけど、2泊ともゆっくりさせてもらった。

    近所の温泉センターとか、食堂とか、よく馴染んできた。


    3日目は、会津若松を観光したり、只見線を会津川口まで往復。

    その先の区間は、ずいぶん前から災害の影響で不通区間。


    東北にはけっこう鉄道の不通があるなぁ、とあらためて思う。

    どんより曇っていたけど、念願の只見線に乗れて満足。学生のとき以来かな。

    食堂の肉野菜炒めをたべて、風呂に入って就寝。



    翌日も曇り、大雨の近づく気配のなかで、磐越西線。


    郡山で、買い物。お昼ごはん。

    食べたかった海苔弁当、食べ忘れちゃった・・。


    東北本線の、本宮~松川の間が代行バス。

    本宮の商店街に積まれた土嚢と、濡れてごみに出された家具類が痛々しかった。

    黙々と乗っていた、たくさんの地元高校生たち。


    きっと一生、胸に刻まれるんだろうな。


    福島に着いたら、雨が強まってきた。


    山麓をバスでのぼってゆく。


    アトマ・ユースゲストハウスという、すてきな宿へ。


    東日本大震災のあとに訪れて、天体望遠鏡で星をみさしてもらったのだ。

    マスターは素朴な雰囲気で、あったかみのある方。


    晩ごはんの説明のとき、こだわりのハンバーグの黄金比のこと、カレーの煮込みのこと。

    誇らしげに語ってて、なんだかいいなぁと思った。

    檜風呂も、いい匂い。

    なんだか、優しい宿だ。



    翌朝には、雨が上がり、盆地の景色が一望。

    ご主人が、玄関まで見送ってくれてうれしかった。


    あんまりムリするんじゃないよ。がんばってね。

    ありふれた言葉、あたたかな響き。



    バスで福島までゆき、そこから電車で飯坂温泉へ。

    小さな温泉街。共同浴場の鯖湖湯に入る。


    前にきたときは熱々だったけど、今回は心地よいお湯加減。

    地元の人たちには、物足りないのかな、と心配にもなるけれど。


    照井の円盤餃子をたべて、福島から奥羽本線。


    途中の峠駅で、売り子さんが売ってた力餅を手土産にして、米沢へ。



    羽前小松駅に、農家さんに迎えに来てもらって、買い出しをして、ふたたびお家へ。


    お土産話をふくらませながら、力餅を食べたり、あたたかな夜になりました。  


  • Posted by えだまめ at 10:33Comments(0)山形・稲穂

    山形・稲穂~いなほ

    2019年10月25日

    黄金色にひかる稲穂の波。


    田んぼにでたら、広がっていた光景。


    たくさんの稲束をかかえて、まとめて、杭にかけてゆく。

    天日に干されて、おいしいお米になってゆく。


    どうか、晴天が続きますように。



    農家さんの近所にあるお蕎麦屋さん。


    民家でおばちゃんひとりで切り盛りしてるお店。


    板蕎麦はつるっと、滋味ぶかくて、野菜天ぷらはサックサク。

    かいもちという蕎麦がき、胡桃胡麻だれにつけて頂く最高のデザート。

    おいしかった~、ごちそうさまでした!



    さりげない優しさに包まれた、玉庭の日々です。  


  • Posted by えだまめ at 07:13Comments(0)山形・稲穂

    山形・稲穂~再会へ

    2019年10月24日

    カーブを曲がると、やがて勾配をのぼりはじめた。

    車窓から見えてくるのは、谷あいの深い木立。

    ところどころ、色づいている森。

    県境を越えて、板谷峠を悠々と、ひっそりとゆく新幹線。


    台風は、関東のみならず、東北各地にも痕跡を残していた。

    増水によって、河川は茶色く濁り増水の跡が見てとれる。


    来る前は、自分のことで手いっぱいで、ここまで各地に影響があることに気がつかなかった。

    あるいは、見えていなかった、と言うべきか。

    今もなお、不安とともに生きている方々が沢山いることに・・。


    山形新幹線は、米沢に到着した。


    ひんやりと冷たい、よく澄んだ空気。

    まだ午後2時なので、市街を散策することにした。


    循環バスで中心部まで出て、米沢城跡にある上杉神社へ。

    のんびり歩いて駅に戻る頃には、陽も落ちてきた。


    米坂線にのってゆく旅。

    もう、1年経つのか・・。


    不思議な気持ちを抱えながら、再会へ!

    最寄り駅に着いたら、農家さんが車で迎えに来てくれた。

    おぅ、来てくれて、ありがとう!!

    おやじさんの野太い声。

    なんだかほっとして、張りつめていた気持ちが緩んだ。


    家の門灯。

    家族みんなで囲んでいただく晩ごはん。

    シャワーで汗をさっと流して、寝床に着いた。


    明日からは、いよいよ田んぼ。がんばろう。  


  • Posted by えだまめ at 21:07Comments(0)山形・稲穂