たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

四国お遍路日記~(裏)街道をゆく

2011年04月04日

高知・土佐に入り、安芸という町にいます。

太平洋沿いを歩くお遍路道は本当に気持ちが良くて
海の青さと咲き始めの桜色を満喫しています。

いままでより更にスローペースになってしまい
結構な大名旅行、半日くらい歩いては気になるところに
泊まってという感じです。


先日はイルカと泳ぎました。室戸ドルフィンセンターという
ところです。イルカの生態を説明いただいたあと
生涯初のウェットスーツで海に入りました。
2頭のイルカと2人の指導員の方と2人のお客さんで
無心で追いかけっこ。背びれにつかまってイルカに乗ったお遍路さん(笑)
大変に楽しい時間を過ごさせて頂きました。イルカの鳴き声が可愛かったです。


ゲストハウスでも印象的なところに泊まりました。

出羽島ゲストハウスは、徳島県の牟岐から船に乗ったところにある離島にあります。
ご主人は、潜水士・サーファーからゲストハウスを始めた気さくな人です。
料理は超絶品で、夕食は7分突きのご飯・茄子のお味噌汁・焼き魚・イカと大根の煮物
ほうれん草のお浸し。朝食はお粥に梅干しと生姜とヒマラヤの岩塩をトッピング・ほうれん草のお浸しでした。
古民家をご自身で改装されたそうで、その腕の良さにもびっくりでした。
海のある自然が好きとのことで、ここ何年かの急激な環境変化についてお話を伺いました。
反・核処理施設の活動の話も興味深かったです。何よりすごくリラックスできる宿でした。

蔵空間は、歴史的建造物保存地区に指定されている、室戸の吉良川という街にあります。
ここの街自体が本当にゆっくりとした時間がながれていて、とても気に入りました。
神社では子供たちが元気に走り回っていて、建物を見ていたらおじちゃんがガイドしてくれたり
デコポンくれたり、スーパーにも鮫がまるまる一匹売られていたり。徳屋というパン屋さんも
最高に美味しかったです。昔ながらの機械で焼かれたこだわりの食パン。
吉良川で育った蔵空間のご主人は、建築のお仕事で日本各地で働いたのち、また戻ってきたそうです。
炭火でコーヒーを焙煎する様子を見させてもらったり、檜風呂に入ったり、屋根裏のいい感じの
部屋に泊まったり、たくさんの楽しい体験をさせていただきました。


クルマががんがん走る国道を外れて、昔ながらの裏通りを歩くことで感じられるものがあると思います。
生活感だったり、土地ならではの匂い、水をはった田んぼ、地元の人のなにげない会話。
きっと歩き遍路が出来たから感じられたことだと、ありがたく思ってます。

高知・土佐での野望はぜひ叶えたい。
1.鰹のたたきをたらふく食う。
2.桂浜で寝そべる。
3.高知市電に乗る(たしかノルウェー・オスロ市電の払い下げが走ってたはず)


人はみんなきっと小さなかけら、心のともしびを消さないように
元気に生きて行けたらということを、とある文で読みました。

これから自分は何をしてゆこうかなと考えながら歩いてます。
しばらくはまだ、元気にお遍路を続けたい。



  


  • Posted by えだまめ at 11:53Comments(2)四国遍路