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Posted by たまりば運営事務局 at

四国お遍路日記~四万十川

2011年04月12日

四万十川のほとりの町・中村にやってきました。
ここには10年程前に旅行したことがあります。
今回、お遍路に出たのも昔の旅の記憶が
残っていたからからだと思います。
遍路道のルートからは少しそれるのですが
ぜひ道草して寄りたい町でした。


駅前でレンタサイクルを借りて、四万十川の上流へ向かいました。
赤い大きな鉄橋を渡り、どんどんサイクリングロードを上流へ。
木洩れ陽がさすくねくねした道を走って、佐田の沈下橋をこえると
時間が止まってるのかなと思うような集落を抜ける道。
鉱山をこえたら三里沈下橋に着きました。

深い青と緑が混ざり合った水の色。ゆうゆうと蛇行してゆく川。
水面を覗くと稚魚がたくさん泳いでいてアメンボが滑ってました。
冷たい水の感触。岸には菜の花が咲いていました。


河川敷でおにぎりを食べると中村温泉という名の銭湯に行きました。
ここは富士山の絵のない簡素な造りでした。
湯船の中にはじいちゃんが一人だけ(すぐに上がってしまった)。
温度調節は難しいけど、気持ちの良いお湯加減でした。

風呂上りにコーヒー牛乳を飲みながら番台のおばちゃんと世間話。
ここは薪で焚くお風呂だよと教えてもらってボイラーを見せて頂きました。
独特の重厚感が格好よすぎる。30年ほど前に火災で全焼したことを聞き
「一生懸命やれば、なんでも出来るろう」と言ってもらった言葉が
あたたかく響きました。猫のねねと遊んだり、おばちゃんとお客さんの
会話をぼんやり聞きながら、のんびりしてました。


高知市からの遍路道は、雨に降られたり、こけてズボンの両膝小僧が大破(笑)したり
携帯電話を失くしかけたり、色々ありました。無人駅や公園の東屋に寝たりして長い夜。
でも、歩くことに慣れてきて足の痛みや疲れをあまり感じなくなってきて
シンプルに一日をお遍路で過ごすことが、とても楽しく感じるようになってきました。


お遍路中には多くの人と知り合います。昨日は波の音が聞こえる古い民家に
泊めさせて頂いて、サーフィンの話や勤めている高校の話を聞かせていただく。
楽しい時間。色々な人がいる。人生は色々あってもいいんだなと思う。
川の流れのように、蛇行しながら海へとたどりつくように、生きることができたらと思う。


今日は中村でまったりして、明日から足摺岬を目指して遍路を続けます。
もうそろそろ愛媛!頑張ろう!


  


  • Posted by えだまめ at 16:39Comments(2)四国遍路