たまりば

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Posted by たまりば運営事務局 at

歩く地図帳

2011年09月16日

モノゴコロついたときから色々なあだ名がついたけど
中でも気に入っているのが“歩く地図帳”です。

小学4年くらいか、つまらない授業や苦手な授業のときは
たいてい地図帳を広げてずっと眺めていました。
(こんなことを書くと波紋を呼びそうですが・・(笑))


社会の点がいいとか、地名・駅名をたくさん知ってるとか
って話ではなくて、足の爪先から髪の寝グセの先まで
身も心も全てを地図帳に支配されている感じでした。


小学生レベルだからたいていは妄想なんだけど
サハラ砂漠をラクダで横断したり、風船おじさんの助手になって太平洋を渡ったり
アリューシャンの収容所群島を脱獄して、北極海をこえて、北海に辿り着いたり。
そんな冒険を繰り返していました。川口探検隊とかアメリカ横断ウルトラクイズに
ひそかに憧れていました(笑)


大学生になって、シベリア鉄道に乗って“生”のロシア人や中国からの行商人と
話したり、駅でピロシキや林檎やロシアビールを買ったり、針葉樹林帯を眺めたりして
デカすぎるバイカル湖にすごく興奮した記憶があります。

会社員で住宅地図の営業をしていたときもあって
ノルマはきつかったけど、地図に触れている時間は
楽しかったかなと今になって思います。


地図を広げて色々と感じること。
行ったことのない土地への憧れや被災地への思い。
気づかなかった抜け道。うれしい思い出。悲しい思い出。

幼い頃のどこまでも駆け巡る空想も好きだけど
今になって感じる混ざり合った情感もまた好きなんです。


いつまでも“歩く地図帳”として、歩き続けられたらいいなと思います。




  


  • Posted by えだまめ at 18:25Comments(0)