たまりば

地域と私・始めの一歩塾 地域と私・始めの一歩塾三鷹市 三鷹市

スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by たまりば運営事務局 at

みちのく双六~小さな集い

2012年03月28日

今日は南相馬で仮設住宅訪問のボランティアに参加したので
そのことを中心に書きたいと思います。

午前と午後に1ヶ所ずつ仮設住宅にある集会所を訪問しました。


静岡から来た腹話術士と日系ブラジル人の
4人グループのアシスタントのボランティア。

お茶出しをしたり、隣合わせた居住者と話をしたり
あとはひたすら腹話術を見ていました。


いくつかの人形を使っての小咄。

女性ならではの語り口の柔らかくやさしくて
でもユーモアも毒もしっかりあるトークが
おばあちゃんや子供達の歓声を呼んでいました。

手焼きのブラジルのお菓子を頂いてのコーヒータイム。
濃厚な卵のカステラが美味でした。


仮設住宅に6月から住んでいる方から話を伺いました。

1年経ってようやく物事を
楽しみたい気持ちが出てきたこと。

継続的に来る吹奏楽団のメンバーと遊んだり
勉強を見てもらったりするのが楽しみで
子供達に明るい笑顔が戻ってきたこと、など。

“お兄ちゃんも頑張って”と励まされて
手作りの五目おこわを土産に持たせてくれました。


集会所の方は、このようなイベントがあるから
高齢者のひきこもりを防げる。

あたたかな春の陽気に誘われて
もっと外に出るようになれば、と言ってました。


腹話術のグループは、先日は山谷で炊き出しをし
明日は遠野に移動するそうです。

きっと、彼女らの活動は多くの場所で
本当に必要とされるのだろう。

手伝いをすることが出来て
うれしく思いました。



今朝は、福島からバスに乗りました。
しばらくすると飯舘村を通過する路線でした。

住民の姿の殆ど見当たらない集落。
雪が薄く残る景色を眺めました。

目には見えない放射能の中で
生活は続いてゆくこと。

住民にとってどれほどのストレスなのだろうか。


ちょっとでも気持ちが和らぐようにと
願いながら活動したいと思います。  
タグ :腹話術


  • Posted by えだまめ at 21:51Comments(0)みちのく双六