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Posted by たまりば運営事務局 at

月と嵐

2012年09月30日

日曜日。

今日はお休み。
洗濯と掃除をして自転車で出かけました。


蒸し暑い午前。近所の教会へ。

北東インドのナガランド州から来日し
那須で有機農法を学んでいる若者の話を聞きました。

武力による独立運動の歴史への反省。
有機農業による農村の貧困改善へのビジョンなど。

志が目の輝きに表れているような方でした。

ナガランドの民俗柄の衣服を着ていて
赤や青の色味の美しさが目を引きました。


昼食のあと芝生の草むしりをしていたら大きなバッタを発見。

草の匂い。
彼岸花やススキが咲く庭。

空の雲間から時おりさす眩しい陽射し。

しばらくしたら雲が流れてきて
薄暗い灰色が空一面に広がりました。


アパートへの帰り道。

月読神社へお参り。

参道の脇の畑には実をつけた柿の木。
柿生という地名にふさわしい風景。

石段からふり返って眺める空の青さ。
刻々と天気が移り変わるのが分かります。

境内の深閑とした空気。

3歳くらいの男の子とお父さんがにこやかに笑っていました。


自転車に乗ってふたたび帰路に。


月見団子を買って川沿いの広大な造成地を見る。
呆気なくホームセンターへ変わってしまう。


家に着く頃にちょうど雨が降り始めました。

窓をうつ強い風の音を聴きながら昼寝。
疲れていたものの寝つかれずカーテンを閉める。
しばらくして眠りに入る…。


2時間近く寝て起きると風はさらに強く。


久しぶりにお遍路の尼僧さんにメール。

ご飯の準備。音楽を聴きながら。


親子丼。ほうれん草お浸し。味噌汁。麦茶。


食後、吹きあれる風雨を聴き
見えない月を想いながら口にする月見団子。


しばらく読書タイム。
三浦しをんの林業小説。

目が疲れたので最近はまっているエリック・サティを聴く。

そろそろ眠ろうZzz。  
タグ :台風


  • Posted by えだまめ at 23:21Comments(0)

    ワンタン

    2012年09月26日

    今晩はラーメン屋さんでワンタン麺を頂きました。

    ふわふわ~っとした雲呑の食感。肉汁じゅわり。
    シンプルな醤油味のスープがたまらなく美味しい。


    太めの縮れ麺は手打ち。
    メンマと海苔と鳴門。刻みネギ。チャーシュー。

    これは本当においしい!


    残りのスープをご飯と一緒に食べる。
    スポーツ新聞を読みつつ、くつろぎのカウンター。

    コップ一杯の水を飲まないでレジへ。

    ごちそうさまでした~♪


    涼しい外の風。ふわふわと心は雲呑のよう。

    明るい月夜の帰り道。



    2週間ほど前に自宅近くにラーメン屋がオープンしました。

    同世代と思われるご夫婦が営んでいるお店。

    シンプルな醤油味のあっさりしたスープ。こだわりの麺。
    だからこそ引き立つワンタン。

    まさか住宅街にこんな店ができるとは夢のようです。

    これからお世話になりそうな予感がします。


    あぁ雲呑、最高…。  


  • Posted by えだまめ at 20:12Comments(0)

    彼岸

    2012年09月22日

    今日は秋の彼岸の中日。

    雨の音を聴きながら過ごす夜。


    長崎のかんぼこという蒲鉾を食べてみる。
    ごっつりとした食感と風味に舌鼓。

    おはぎと麦茶。
    巨峰。


    彼方の岸を眺める舟のように
    静かに思いをうかべてみる。


    どこまでも青い海。広い空。

    ゆっくりと浮かぶ夢。  
    タグ :お彼岸


  • Posted by えだまめ at 23:40Comments(0)

    三頭山ウォーク

    2012年09月20日

    奥多摩にある三頭山を歩いてきました。
    心地好い森林浴の一日でした。


    6時に地元の鶴川駅を出発。
    立川で乗り換えて武蔵五日市に着いてパン屋で腹ごしらえ。

    そこからバスで1時間。
    曲がりくねった道を登りながら
    いつの間にか眠っていました。

    バスの中は団塊世代の山サークルの人たちがおしゃべり。
    相変わらず楽しそう。


    都民の森の入口に到着。
    山Tシャツ1枚で涼しいなと思って
    キーホルダーの温度計を見ると22度。


    鞘口峠を目指して登ってゆく道。
    森林館にはにぎやかな遠足の小学生達。

    僕ともうひとり山達人っぽい男性が静かに歩いてゆきました。

    はじめて来た山ですが樹木の種類が豊富です。

    ホオノキ・イタヤカエデ・ミズナラ・ダケカンバ・ブナ。

    広葉落葉樹林のさまざまな色と形の木漏れ陽。

    風にふかれて重なりあう色あいや模様が微妙に変化して息をのみます。

    黄色や赤い葉っぱも少し。
    紅葉の季節はきっと見事だろうなぁと想像しながら歩きました。


    木の名前を覚えようと所々で手帳に書いていたら
    おじいちゃんハイカーと同じペースに。
    まったりと温泉情報に花咲かす…(笑)

    ブナの路のコースを歩くと右手には
    葉のすき間から少しだけ湖が見えました。

    ブナの自然林を歩いていると
    つい立ち枯れた丹沢の山々を思い出します。

    “木”偏に“無”と書いて“ブナ”。
    材木としては柔らかく無用とされるこの木は
    保水力が豊かな木でもあります。

    立派な木を見上げながら中国の昔の思想家の
    “無用の用”というコトバを思い出していました。


    三頭山の山頂で梅干しやイクラのおにぎりを食べていたら
    また先ほどのおじいちゃんハイカーと会う。

    ゆるい下り坂を降りてゆき分岐点を左へ。

    ちろちろとした沢に沿って降りてゆくと
    途中から水が豊かに流れるようになります。

    土の中の伏流水が湧きだす流れ。
    その冷たい水で頬を洗いました。しゃきっと目覚める感じ。

    紫の花がきれいに咲く沢ぞいの道。
    色々な楓の葉の模様。

    ゴツゴツとした石英閃緑岩に触れてみる。
    若緑色のバッタがこっちを見ていました。

    吊橋から三頭大滝を眺める最高の心地!


    木材チップの道を歩いてほどなく森林館へ。

    植物に詳しい担当の方に話を伺い温泉の割引券をGet。

    売店からハイエースに乗せてもらい数馬の湯で
    流れる雲を見る露天風呂。

    三頭山荘で天ざるうどんを食べて帰りました。  


  • Posted by えだまめ at 17:39Comments(2)

    気になる記事~隣の人

    2012年09月15日

    朝日新聞9月15日朝刊15面

    私が見た北朝鮮

    今夏に訪朝したアントニオ猪木さんら3人の北朝鮮論。

    とりわけ写真家の初沢亜利さんの記事に共感しました。


    北朝鮮の風景。客であふれる遊園地。エステ店。美容院。ファストフード店。
    バスで居眠りしてる人や携帯電話をかけている人。
    海水浴やピクニックを楽しむ人。
    質素で謙虚な人たち。

    近くにあって日本と関係ないはずがない国なのに
    現実がほとんど伝わっていないこと。

    秋には写真集にまとめたいとのことでした。


    ◎北朝鮮に関する耕論という欄を通して
    人たちの生活を想像することができました。

    独裁・飢餓というフィルターにかかる偏見があって
    縁が遠い国と思いがちですが。


    かつて中国を旅行したときに
    朝鮮族の方と知り合いました。

    汽車のコンパートメントの中で鶏の手羽先をくれたり
    トランプをしたり広々とした大地を眺めたり
    とても親切にして頂きました。


    近隣アジアとの外交関係が盛んに取り沙汰されるこの頃。

    中国や韓国を訪れたときのことを思い出してやみません。


    政治的な思惑に呑み込まれる風潮にのみ捕われて
    そこに生活している人がいるのを
    忘れることだけはしたくないと思いました。
      
    タグ :北東アジア


  • Posted by えだまめ at 07:23Comments(0)

    新月

    2012年09月13日

    いつも朝5時に目覚めて(←おじいちゃんじゃないかい~!)
    近くのコンビニまで散歩するのが日課です。

    町田のはずれの住宅地。
    徒歩3分の旅の中。


    今朝は絹のように薄い雲が
    淡いピンクに染まってきれいでした。

    涼しくて心地よい風。


    上空にすっと細い月が浮かんでいます。
    週末には新月になるサイクル。


    またあらたまる一日を思いつつ
    アパートへと向かいました。  
    タグ :散歩


  • Posted by えだまめ at 05:53Comments(0)

    川苔山ウォーク

    2012年09月05日

    今日は奥多摩にある川苔山を歩いてきました。

    いやはや、よく歩いた楽しい一日でした。


    青梅線に揺られて奥多摩駅へ。

    単線に新型車両が乗り入れるミスマッチ感を味わいつつ
    緑が色濃くなってゆく多摩川沿いの車窓。

    駅からはバスに揺られて檜原街道の細道へ。

    平日で空いてると思いきや
    大学生達が乗り込んできて満員に…。

    川の澄んだ流れや大きな岩の美しさ。
    錆色の橋にトロッコが行き来していました。


    川乗橋バス停からは舗装された林道を歩く。

    渓谷に流れる沢の音。
    幾つもの滝。濡れた岩肌。
    葉と苔の柔らかな緑のグラデーションがきれいです。

    川苔の山名は地に生える緑藻に由来するそうです。


    ひとり歩く道の途中。
    ロードムービーさながらに1台のバイクとすれ違う。


    間伐と枝打ちのされた林を抜けると
    奥深くの自然林の森へ。

    複雑に入りくむ枝の様相。
    木漏れ陽がさしてくる光のトーン。


    やがて辿りついたのは百尋ノ滝。
    滝壺をうつ音の迫力に圧倒されました。


    途中で会った山ガールの2人組と若いカップル。
    “お疲れさま~”とエール交換。元気をもらいました。

    いやはやツラい登り坂。
    ラクな登山のつもりが甘かった…。
    てくてくと一歩ずつ進んでゆく感覚。


    山頂にお昼に到着。
    おにぎりと芋パンとバナナと麦茶の昼食。
    鍋とバーナーを取り出しはじめた人達がうらやましくなる…。

    広がる景色のたまらない開放感。
    満足感にひたりました。


    今回の下山は奥多摩や鳩の巣ではなく
    尾根伝いの古里ルートを選択。

    地図好きとしては奥多摩は地名の宝庫。
    タタラノ頭。エビ小屋山。大マテイ山。
    どうしてこの地名なのかと地図を眺めながら想像を巡らす。


    坂道を下りはじめると眺望がひらけ
    遠くの市街地が見えました。

    トンボが飛ぶ稜線を心地よく吹く涼しい風。

    緩やかな林道の砂利道を踏み鳴らして歩く。


    ふとさっきの大学生のことを思いだす瞬間。

    学生の頃に何人かで倉沢の鍾乳洞に来た記憶が甦りました。

    焚き火の光の揺らめき。木が割れる渇いた音。煙の匂い。

    色々な記憶がないまぜになったころ現実に戻る。

    営林署の二人連れにすれ違い挨拶しました。


    山道を下りてゆくと古里の集落に到着。

    立派な民家にきれいな百日紅が咲いていました。


    駅から青梅線に乗車。
    もえぎの湯に立ち寄り帰路に着く。

    山の楽しい休日でした!  


  • Posted by えだまめ at 19:11Comments(4)

    月夜の声

    2012年09月01日

    今晩は満月。

    金曜の夜ということで外出。
    反原発デモにも参加してきました。


    朝食はトースト。
    お昼まで映画を観たり音楽を聴いたり


    昼は冷やし蕎麦と柑橘ゼリー。
    爪切りして耳垢をほじってたら
    アッという間におやつどき。


    小田急に乗って新宿へ。

    紀伊國屋書店の隣のディスクユニオンへ。
    ラジオで気になっていたショスタコーヴィチの中古CDを購入。

    高野の上に一時移転している中村屋で夕食。
    チキンカレーうまい!
    マンゴージュースで夏模様になる心。


    丸ノ内線に乗りこみ四ツ谷駅へ。
    夕暮れどきの地上のプラットホーム。

    赤坂見附駅で降りて首相官邸前へ。


    今日は2つのデモに参加しました。


    ひとつめは首相官邸の目の前。

    初老のおじさんが司会になって
    様々な方が順々に原発反対など各々の主張。

    心に残ったのは70歳くらいの女性の言葉。

    デモに携わる者同士が主張する内容を深め
    人に届く声を共感する言葉で伝えられたらと
    切々とおっしゃっていた姿が印象的でした。

    他の方のただ繰り返すだけの政権批判の中で
    こうした声もじかに聞くことが出来て良かったです。


    それから国会議事堂前へと歩いて移動。

    道路封鎖により迂回して歩く夜道。
    アスファルトの坂の上を月が照らします。

    警官。料亭に番記者。半袖の勤め人。すれ違う人の群れ。


    ふたつめの国会近くのデモ会場に到着。

    こちらは若者が多い印象。

    民主党本部に向けて上げる声に
    老若も男女も一体感を感じるデモでした。

    要求は原子力規制委員会の人事案の撤回。

    ツイッターなどで呼びかけたのだろうか。
    白い風船を持っている人が多かったです。

    たくさんの人が集うときに物が役割を果たすこと。
    ロウソクの灯だったりペンライトみたいな象徴。

    白い闇の中に響くたくさんの声。
    何か根源的なものを感じる満月の夜でした。



    原発のこと。被災地のこと。

    日々の生活に追いやられていた記憶をふと思い出す。

    ばらばらになった路地裏や線路だったり
    目には見えない放射能の怖さだったり。

    おんぶして歩く姉妹だったり
    日々を過ごしている人の顔だったり。


    幾つもの点のような断片の記憶は
    自分にとって大切な思い出だとはっきり感じるとき。

    思い出は思いの出どころ。

    思いのある声を共感する言葉で
    はたして伝えられているのだろうか。

    いつかまた被災地へ行けたらと思いました。  
    タグ :金曜日


  • Posted by えだまめ at 00:15Comments(0)