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Posted by たまりば運営事務局 at

南郷山ハイク

2013年02月21日

早春の淡い空。光る海の陽だまり。


根府川あたりの車窓を眺めながら湯河原へ。

駅からバスに乗って幕山公園に向かいました。


バスの車内は込んでいて満席。

ちょうど梅まつりの期間中だったらしく
ご年輩の観光客のなかに若いサルが場違いに紛れこんだ心地。

微妙に浮いてる感が愉快だったりするのだ。


道筋に咲いている白い梅の花。橙色のミカン。



公園についたら雪が薄く残っていました。

早速、バンガロー風の出店にあった甘酒を購入。
生姜をきかせた味のおいしいこと、あたたまること。



谷あいの冷たい風が吹いたら匂いたつ梅の花は三分咲き。

桃源郷のような梅林を抜けて山道へ。


雪道をさくさくと歩く。

高くなるにつれて視界に映るのは広々とした海。伊豆大島や初島。
はっきりと見えてうれしくなりました。


柱状節理の岩をのぼるクライマーの人達。
リーダーがメンバーに声をかけていました。


幕山のひろびろとした山頂。

雪におもむろにおいたザックに腰かけて
ふもとで調達したお握りを頬張りました。

山歩きのグループはシート持参の昼ご飯。
ちょっとうらやましく思う。


海に向いてたつモアイの小さな雪だるま。
何となくヘンテコな待ち合わせ場所みたいで可笑しくなる。


さらに行くとシャーベットみたいな雪。
ざくざくと踏み分けてゆく森の中。

静寂な時の余白。




やがて凍りついた池に到着。

ヤブを探検隊みたいに掻きわけて
ぬかるんだ泥道を重い足どりで歩きました。


南郷山の山頂を越えて下り坂。

透明な氷の短いつらら。


木の杖をついた老夫婦とそれぞれ来た道の情報交換。


白くなったゴルフコース脇の道を歩いてくと林道にぶつかり右折。

ふたたび歩いてゆくと次第に雪がなくなりました。



たわわにミカンのなる人里。
酸っぱい白梅・紅梅の匂い。


バス停への道をエナリ君みたいな雰囲気の中学生にたずねると
“一緒に行きましょうか?”と供に歩いてくれました。

手には釣竿、これから海へ向かう途中。
高校に合格したばかりの弾む声。

懐かしくなるひとときでした。


五郎神社にはケヤキの大木。



さきほどの名所の梅のよりも
ふらりと訪れた坂の途中の軒先に咲く花に
春を感じるのはなぜだろう。


結局、駅までぶらぶらと歩き
奥湯河原行きのバスにのって町営の立ち寄り湯につかって帰りました。  


  • Posted by えだまめ at 17:21Comments(2)