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Posted by たまりば運営事務局 at

神山・駒ヶ岳ハイク

2013年09月25日

風に揺れるゴンドラのなかから
荒々しい岩肌と噴煙を見ていた。


駅に着いて外に出たら冷たい空気。

硫黄の匂いがすごい大涌谷。
白い泡が湧きたつ噴煙口。


売店の黒玉子の売り子さんに
5個じゃないと売らない。
どこの店もそうよ、と言われる。

1個食べると7年寿命が延びるらしい…。

5×7=35(笑)と思いつつ
5個も食べる気になれず、スルー。

替わりにおでんをつついた。


登山口のゲートにはガスのため立ち止まらないで下さいという標札。

ところどころ煙が上がるゾーン。
枯れた木々。生々しい地球の姿。


岩だらけの山道を早足で歩くこと30分。

植生が豊かになってきて安心する。


淡い紫の花びら。
露にぬれた葉や苔。

森に包まれる柔らかな心地。


しばらく歩いてゆき神山の山頂へ。


雲が風に流されて明るくなったり、また陰ったり。


弁当を食べてたら75歳というおばちゃんと一緒になった。

18の頃から山歩きをしており
サークルを主宰したり、とにかく山が好きという方だった。


彼女は2個の温泉玉子をくれた。

あと14年の月日。

その頃にはどうなってるのかね~と
いたずらっぽく笑っていた頬。


ありがとう。ふたたび歩きだす。

藪をかき分けて霧のなかを一歩ずつ。


紅葉の始まり。楓の赤が目に映る。



駒ヶ岳につくと靄が深くなってきた。

広々とした山頂付近。雲のなかを歩いているよう。


なんだかロックな景色。
山頂にあるモニュメンタルな元宮。

ロープウェイの施設が幻想の楼閣に見えてくる。


ゴンドラが降りてゆくにつれ霧は晴れてゆく。

青くひかる芦ノ湖が見えてきた。


家族連れやカップルたちのにぎわい。
箱根はいいなぁと思う。


箱根園からバスに乗り宮ノ下へ。

地元感のある銭湯・太閤湯に入浴。

歯科・薬局・土産物屋・簡易郵便局。


富士屋ホテルの建物を眺めて
ナラヤ・カフェでアイスコーヒー。


帰りは箱根登山鉄道。

オレンジとグレーの旧型車両。


開けてある窓からは夕風が入ってきました。

レールのカーブで軋む音。

スイッチバックの信号場。急勾配。


朽ちた紫陽花。

トンネルに入ったときの煉瓦。

高校生の女の子たちの眠り顔。


谷あいを走る登山電車。

あきることなく夕暮れを眺めていました。


箱根の山は天下の険。

行き交う旅人たちは今日もまた。  


  • Posted by えだまめ at 21:54Comments(2)