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Posted by たまりば運営事務局 at

北陸冬景色~冬の旅

2014年01月03日

京都から湖西線に乗って旅を続ける。


ベージュと茶色の車両のローカル線。

シートを倒して2人掛けにする。


ゆっくりと出発。

鉛色の冬の空。

がたごとと揺れながら飲むペットボトルのお茶の味。


右手にはおおきな湖が見えてきた。


山々に白い雪。

屋根にも道にも田んぼも白い景色になってゆく。

曇り空のすき間から差しこんだ光が湖面を照らす。

こんなきれいな景色が見られるとは思わなかった。

その時に虹が見えた。

小さな冬の虹。

きっと何人かしか気づいていないけれど、とても印象的な虹だった。よかった。



山間部を走る路線はますます雪に包まれてゆく。

ふり積もる雪の白さ。

乗り換えのホームに立つと冷たい空気。

トイレが混んでいる。


敦賀から北陸へ。


あぁ、ここは原発の近くだな、と感じる。


福井あたりは初めて見る景色。

前に来たときは夜だったから、うれしくなる。

地図を見ながら、だいたいの現在地をなぞってゆく。

いつしか雪景色から地面が見えてきた。



いくつかの温泉の駅で人が乗り込んで、混んでくる。

流れる川に感じる冷たさ。

白い峰々の姿。


金沢に着いたのは14時過ぎ。

しばらく歩いて今夜の宿は
駅からわりと近いこじんまりとしたビジネスホテル。

安くて快適で宿の方も親切。


しばらく歩いて浅野川あたりまで。

近江町市場はほとんどの店が休んでいたが
あいていた寿司屋さんの海鮮丼はおいしかった。

口にやわらかく溶けて、味わいが素直に入ってゆく。

旬の味覚という白子とノド黒も絶品。おおいに満足。

宿に帰りしばらく休んで、また歩く。


夜の神社の雰囲気。

21世紀美術館の存在感。

兼六園と城址公園のあたりの静けさ。


先進的なレンタ・サイクルシステム。

こりゃとても立派な街だなと思いながら歩く。

冷たい空気の心地よさ。


宿の近くのたぶん地元の方の行きそうな
裏通りの寿司屋に入ってみる。

こちらも、とてもおいしかった。


やっぱり日本海の海の幸は明らかに違う。

白山の冷たい雪解け水がはぐくむ米。

ネタを握る手先は工芸品を作る職人のような繊細さ。

感心するのと同時に、お酒の酔いがまわってきた。


明日はいよいよ最終日。

移動が多いけれど、楽しみも多い、旅の続き。


良い一日になりますように。

おやすみなさい。  
タグ :金沢


  • Posted by えだまめ at 00:30Comments(4)北陸冬景色