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Posted by たまりば運営事務局 at

インドノート~舟にのる

2015年09月12日

バラナシへ来ました。


なんだか、居心地がよくて、のんびりした日々でした。




宿の部屋からは、ガンジス河がみえて、ずっと眺めたり。


オレンジ色の朝陽も、夜の霧がかる星空もきれいで。


ここで知りあった旅人たちと過ごしたときが、大切に思えてきます。




バラナシは古くからある街並みで、細い路地に、布屋、仕立屋。

食堂、揚げ物屋台、チャイ屋さんなどが点在しています。


道のまん中に、牛も犬も堂々と寝そべって、人が通りづらいほど。



だいたい朝おきると、久美子ハウスの食堂で、みんなで朝ごはん。


トーストとサラダにチャイをすすりながら、今日はどうしますか?とか。


歳が離れていても、国籍がちがっても、結構、和気あいあいなとき。





部屋に戻ってかるく洗濯して、お昼をたべに散歩。



帰り際にラッシーをのんで、あっというまに夕方になって、河をぼっと眺めて。



沐浴したり、映画をみたり、舟にのったり、オセロしたり。




河はまるですべてをのみこんで流れてゆく。



日々の沐浴の祈りも、身体を洗い流した石鹸の泡も、火葬場の死体の灰も、散らした花も。


はしゃぐ笑顔や、物思いにふける顔、悲嘆にくれる泣き顔も。


あらゆる思いを受けいれて濁りつつ、滔々と海へとそそいでゆく。



ガンジス河のそばにいることで、すこし心がゆるやかになった気がします。



悲しみや喜びの心を流しながら、またあらたに流れてゆく。


混ざりあいながら、ときおり光に照らされながら。





また明日からすこしずつ、東へ。



ブッタガヤからカルカッタ(コルカタ)へと旅を続けます。  


  • Posted by えだまめ at 19:21Comments(0)インドノート