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丹波農くらし~そらまめ

2017年05月25日

5月も後半。


というのに夏のように暑い。


ようやく雨がふって、草木には恵みとなったのではないだろうか。




アイガモの放鳥を明日にひかえ、いろいろと田んぼの準備。

ちいさな島をつくり、そこに住みかもつくる。


どうかぶじに生きてほしい、そのことをつよく祈る。




丹波にきた頃はよく収穫していた葉物にかわり、豆類をどんどんとっていく。



えんどう豆が日に日におおきくなる速さにおどろいたり。


そらまめの葉っぱが空をむいて生えていて、オッ!と思ったり。

しっかりずっしりとした実がなってて、見てるだけで元気になる。





ここのところ共謀罪の法案のことが気にかかる。



たくさんのニュースがあるなかで、わざと目立たなくされているように感じる。



父方の祖父は政治家だった。

戦時中に戦争反対を唱えたことにより、牢屋に入れられた。


僕がものごころつくころには亡くなっていたけど。

うっすら淡い面影となって、今もこころのなかにいる。



きれいな白髪。ぽっこりまるいお腹。

変えることなかった平和への意志。


庭の花々がだいすきだった。


生きていたら、何て言うんだろう。

自分には、何ができるのかな。




ここ丹波では、たくさんの体験をさせて頂いた。


タケノコほりから、お祭りのフランクフルト焼きまで。


明日にはアジアから来ている研修生たちに会いに、西脇へ。


いままでいろいろな人たちを受け入れていた農家さん。





自分は、あまりおおきなことや、立派なことはできないかも知れない。



喜んだり、悲しんだり、日々感じながら、一歩ずつあるいてゆくこと。


農くらし、これからもしてゆこうかな、と思っています。


なにより、ことばを書いてゆけたなら。




まだまだ、旅の途中。

道はここからつづくのだ。



あと1週間ちょっとの丹波、充実したときをすごそう!  


  • Posted by えだまめ at 21:07Comments(0)丹波農くらし

    丹波農くらし~うし

    2017年05月19日

    今日は暑い1日でした。


    なんどかクラっとフラっとしかけたけど。

    田植えがぶじに終わってよかった。



    お母さんが買ってきた宇治金時シャーベットがおいしかった(^^)

    田んぼの畔でもくもくと食べた。


    ひさしぶりに食べた気がする。

    抹茶と小豆って合うなぁってヘンな感動。





    獣医さんが牛舎にやってきて、診察。

    若手の女医さんで、なんだかほっこり。



    日々、動物を相手にしているからだろうか。


    おおらかな感覚に、癒された。

    きっと、もう会うことはないのだけれど。


    一期一会を、いまここに書き記そう。






    遠い記憶。19の頃。


    自分にとっての、本当の初恋を思い出した。



    中国のトゥルファンからカシュガルにむかうバスでのこと。

    隣同士にすわった女の子が日本のひとだった。



    海外にオランウータンの研究にいくような、たくましい人だった。

    洗いざらしの淡いブルーのデニムシャツがよく似合ってたな。


    色が白くて、よく笑って。




    山あるきしたり、文通したり、音楽のはなし。

    湘南にすんでいたんだった。


    結局、あっというまに振られたんだけど‥。


    人生最良のひととき、のひとつだな、いまだに。



    彼女の予言をくつがえすように、今も旅をつづけている。


    幸せな恋のかけらをたぐりよせては、思い出しては。


    ゆっくりと眠ろう。  


  • Posted by えだまめ at 21:46Comments(0)丹波農くらし

    丹波農くらし~あめんぼ

    2017年05月18日

    じゃぶじゃぶと泥につかる。


    ずぶずぶと深みに入って、やがて長靴がぬけなくなる。

    やばい‥。



    スコップをふりまわし、畔ぎわの泥をかき出してゆく。


    田植えのじゅんび、といってもいろいろある‥。



    どんどん苗が田んぼに植えられてゆくのが、うれしい!




    先日きたアイガモたちの様子をみる。


    まだまだ、ひよっこのヒヨコ。

    ピョコピョコのとっても可愛いやつら。


    放鳥までのあいだは、しばらく家で飼っている。





    有畜複合経営、といって、有機農業と畜産を一緒にしている。


    牛の乳をいただくこと。


    糞尿を畑の藁でねかせて堆肥にすること。



    四季の野菜やお米をつくること。


    少人数で、程よい規模で。


    とっても大変だけど、それだけにやりがいもある。

    とお父さんは言う。


    こうして草を牛たちがはんでくれること。

    お米や野菜を、喜んでたべてくれる人たちがいること。



    あめんぼが田んぼをすいすいと泳いでいる。


    ちいさな生き物たちに優しい田畑は、人にも優しいのかも知れない。


    まだまだ日々はつづく、といっても半分は折り返してしまった。





    お休みは、ずっと行ってみたかった宮津へ、海をみにゆく。


    おだやかな波。伊根の舟屋。


    へしこの茶漬け、絶品だった!


    宮津市街は、まるで時がゆっくりながれているようだった。

    古い家屋や、ステンドグラスのある教会。


    また訪れようかな、と思う。


    泊まってみたい旅館や、歩いてみたい路地、おいしそうな小料理屋など。





    まぁ、まず仕事をぶじにやりとげるのが目標!


    あとすこしだけど、がんばろう!


    来週には、空豆の収穫もはじまるので、たのしみ!!


    ではでは~(^^)  


  • Posted by えだまめ at 21:54Comments(0)丹波農くらし

    丹波農くらし~ここ

    2017年05月09日

    牛たちがモーってないてるよ。


    カエルがぴょんって跳ねだした。


    あめんぼはすいすいと水田へ。

    ささやかな波紋のお絵かき。




    僕はそのころ、汗をかきかき、畑で空をみあげる。


    鍬のつかい方もだいぶ上達。


    牧草をフォークであげたり、ウシの背中をブラシでごしごし。

    つぶらな瞳でこちらを見ている。





    水菜に小蕪に人参、玉ねぎ、蕗など色々‥。

    四季折々の野菜を、自然に育ててゆく。。


    えんどうのくるくるのつる。

    かたちもさまざま、それぞれの存在感!







    やることはたくさんあるけれど。

    ひとつひとつを大切に、感謝しながら。


    畝のわきに咲いていた花。


    休みのときにのむ、お茶のおいしさ。




    朝と夕、おとうさん・おかあさんは祈る。

    日々、ぶつぶつもにょもにょと。


    なんだか見ていてちょっと泣きそうになる。



    小さな肩には、思いやりがいっぱいで。

    そして、やさしい笑顔になるんだな。


    ときに試練、と思えることに直面しても、きっと。





    とってもおいしいご飯。

    お米も、家でとれたもの。


    日々の恵みの野菜たち。


    牛の乳のミルクコーヒー、コクがある。


    買ってきたものも、無理をせず。


    こたつをかこんで、みんなで食べる。





    薪のボイラーで沸かされるお風呂。

    今日のつかれをとって、ぐっすり眠ろう。


    田植えも近づくこのごろ。




    丹波の盆地のなか、まわりには山々。


    風が雲をはこび、雨をはこび、青空をはこんでくる。


    ここにこられてよかった、と、しみじみ思う。  


  • Posted by えだまめ at 21:59Comments(0)丹波農くらし