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Posted by たまりば運営事務局 at

空知の夏~木のうた

2017年09月04日

丘のうえへ。

おおきく息をすいこんで。


織りをなす畑、たたずむ木。

かたりかけてくる風景。





富良野・美瑛と、旅の日々を過ごしています。



札幌から富良野までは都市間高速バス。

途中、芦別、赤平といった旧産炭地も通過しながら‥。

学生のころ、地理学ゼミの巡検でちかくの上砂川を訪れたことがあり、不思議な気持ち。

光陰は、あっというまに、飛ぶように。



富良野についたら、ローカルバスにのりついで。

まえからいってみたかったゴリョウゲストハウスへ。


古民家を改装した宿。

つくりがとてもお洒落で、そして食堂のカレーがとてもおいしかった!

南瓜ケーキも、ずっしり濃厚。メロンつきでうれしかった!!


富良野はとても野菜がおいしい。

ながい冬にたくわえられた地の養分が宿っている。

寒暖差も味をつくる要素だという。


メロン、とうきび、ジャガイモ、何を食べても驚いてばかりだ。



翌日は、駅前でレンタサイクルをかりて、麓郷へ。


こちらは、19の夏、学生男4人で、北の国からのロケ地を訪れたところ。

記憶はすっかり抜けていて、たしかに丸太小屋に触れた気がする程度‥。


でも、振り返っても、その北海道旅は、とても最高だったのだ。

あれから、本当にあちこち旅しても、今だに‥。



自転車のペダルをこいでゆく。

片道20キロちかくもある‥。


とてもきれいに晴れた日。さわやかな風。


川ぞいの道を、どんどんこいでゆく。

すれ違う車も、追い抜いてく車も、いなかった。


学生のころうたってた歌を口ずさむ。

なかなか幸せ、熱唱サイクリング。


ついたら、北の国からのロケ地めぐり。

テレビほとんど見なかったから、番組への思い入れは、ない。


しかし、廃材を組み合わせてつくられた家の、緻密さに魅せられた。


小さな灯は、いつも暖かい。


バブル期に、嘲笑の対象にもされるような、コマーシャル・センセーショナルに利用されやすいドラマと思っていたけど。


倉本聰さんが描こうとした世界は、今の自分には理解できる気がする。


帰り道、小野田そば屋さんでたべたかしわそば、おいしかったな。



翌朝は、ゴリョウゲストハウスを早めにでて、電車で美瑛へ。


駅前でレンタサイクルをかりる。


今日も、なかなかいい天気。


丘のうえには、広大な畑がひろがっている。


作物の違いによって、地面がタペストリーのような模様になっていた。


ぽつんとたたずむ木。

いくつかは、名前がつけられている。


親子の木、といって両親のあいだにちいさな子、といった感じの木々もある。


イエラ・マリの絵本、木のうたを連想した。

一本の木に、季節はめぐってゆく。

その移ろいを、見ている木は、何を思うだろう。



お昼でたべた食堂は、ピザと葡萄ジュースを注文したら、サービスに枝豆ととうきびまでつけてくれた。

とてもおいしかったです。ありがとう。


午後は、美馬牛方面まで足を伸ばしかけたが、連日の自転車に満足して、引き返すことにした。


自転車をかえす直前に、天気雨。

喫茶店で雨宿りして、午後5時にユースホステルの方が、美瑛駅に迎えにきてくれた。



丘へのぼったところで、きれいな、おおきな虹。


しかも二重だった!!



今日は、修学旅行生とかさなったこともあり、離れのロッジをひとり貸しきり状態に。ある意味、ラッキー。


早めにお風呂にはいり、併設されているレストランでビーフシチュー。

これが、とてもおいしかった!


秋の虫の声をききながら、眠ることにします。



明日には、旭川へ。


すこしゆっくりしたら、また北上するつもりです。では。  


  • Posted by えだまめ at 22:38Comments(0)空知の夏