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Posted by たまりば運営事務局 at

2019年05月18日

池袋から東武東上線にのって1時間。


埼玉・東松山にある丸木美術館を訪ねました。


ちょうどひろい河岸段丘になっていて、緑豊かなところ。

鶴川からここに来るまでに時間はかかったけれど、来られてよかった。



玄関から入ると、2階には丸木位里さん俊さんの原爆の図が展示されています。


とても大きな屏風。


原爆投下後の広島の様子が、水墨画と油彩で描かれています。

こちらを見つめるひとの目線。赤ちゃんとお母さんの姿。


まるで自分自身が被爆したかのような体験でした。


人たちの群れのなかで、ひたすら彷徨う。

炎のなか、竹藪のなか。


忘れられないときになりました。




今日は、詩人アーサー・ビナードさんの、ちっちゃいこえ、という紙芝居の制作発表会もありました。



原爆の図から抽出された絵に、詩をかいた作品。

ビナードさんの朗読に目と耳を傾ける。



ひとを含めた色々な動物たちの姿。


紙芝居をめくったら、ピカの閃光がひかって変わる世界。


細胞の奥に入りこんで、壊してゆく放射能。



そのあとの座談会では、ビナードさんたちが、制作の様子を伝えてくれました。

たくさんの観客たち。



サイン会で、ビナードさんとお話することも出来て、うれしかった。

熱意にあふれ、聡明で、ユーモアのある詩人。


いつかまた、お会いできたら。



声が耳にのこる夜。月にはまるい暈。  


  • Posted by えだまめ at 01:27Comments(0)