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Posted by たまりば運営事務局 at

さんいん水平線~SL

2019年10月08日

黒い煙をたてながら近づいてくる。汽笛の音。

ホームに機関車は、重厚な質感で迫ってきた。


先頭の車両に乗車。

カーブを曲がると、淡い緑のなだらかな山なみ。

ロードサイドの営みが続いてゆく。


窓からは、ゆらゆらもくもくと煙が流れてゆくさま。



湯田温泉で下車。

久々のスマホ動画撮影、なんとかうまくとれて良かった。


初めておりるこの街。

観光案内所の地図をひろげて確かめる。


実はこの地にゆかりのある中原中也も種田山頭火のこともあまり知らない。

ふたりの記念館や足跡をたどるうちに、シンパシーを感じるようになった。


中也には、宮沢賢治との接点があること。

山頭火の放浪の記述。思えば四国遍路のときに訪れた庵があったっけ。


自転車をかりて、近くにある山口市街のサビエルの礼拝堂や瑠璃光寺を訪ねたりした。


秋芳洞に、防府に、3日の滞在でずいぶん山口になじんだ気がする。



さかのぼれば、元乃隅稲荷神社から角島大橋までは、謎の珍道中。

たまたま出会った京都から旅するおっちゃんと中国からの若い女性と、3人で日本海をみながら。


連絡先とか交換しなかったけど、ふたりの楽しそうな姿を、いま思い出している。


小さな無人駅で、痩せ細った猫たちを撫でていた。


山陰線、あおい海をみながらゆく車窓も終わりに近づいてきた。

崖からは、どこまでも広がる水平線の青。


いつのまにかウトウトし始める昼下がり、夢うつつ。

充実した山陰の旅になってよかった。


すみません、実際の旅とは順不同の文章・・。

SLのことが先ず、あたまに浮かんでしまって。



下関、以前に訪れたところだけど、泊まるのは初めて。

関門海峡の雰囲気をふくめて、惹かれる街。


門司との船の往復。行き交う舟たち、デッキの風。

乗客たちは幸せそうな表情、聞こえてきたのは博多弁かな。

同じ日本なのに、久々に九州の異国感を感じてしまった。


ここ下関からの旅、先ほど書いた山口を経て、広島に続きます。  


  • Posted by えだまめ at 16:58Comments(0)さんいん水平線