たまりば

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みちのく双六~1.2.3

2011年11月23日

こんばんは。

宮古3日目。


今日は泥出しの作業をしました。

昨日のように体育館ホールに集合。

地元に住んでいる顔なじみの方も出来ました。


今日は奈良から団体のボランティアも来ていて、総勢30人程はいました。


ワゴンに分乗して、津軽石地区に向かう道。

車の窓からは津軽石川が見えます。
鮭の遡上で有名とのこと。佇んでいる白鳥の美しさに息をのみました。


津軽石地区は撤去された家屋も多く、荒涼とした景色でした。

山田線の不通区間で錆びた線路が伸びています。

線路に交わる用水路の泥をスコップで取り出して
土のう袋に入れてまとめるのが今日の作業内容です。


北海道出身の大学生と一緒に
即席のコンビで作業を行いました。

スコップを振りながら色々な話。

人当たりの良くて頼もしい方で、正直、驚かされました。

俺も頑張らないとなぁと思います。


泥の中からは生活用品も出てきました。

お皿に毛布に植木鉢。
すわ、人の毛髪が、と思ったらカツラだったり。

おおきめの蟹が顔を出して
大学生と“震災蟹”だと笑いあう。
ちょっと優しい気持ちになれました。


少しずつ作業は進み、堰止めていた土砂を取り除けば
水が流れる状態になりました。

ちょうど自分達の作業区間。
スコップを振ったら泥水が川のように流れ始めました。
確かな手応えと達成感がありました。



作業が済んで、またボランティアセンターに戻ってきました。

一緒に作業した地元の方とサッカーボールを蹴って
ゆっくりとした時間を過ごしました。


その後で仮設住宅を見せてもらいに
ボランティアさんと一緒に自転車をこぐ閉伊川沿いの道。
なだらかな山並み。

本当にきれいな景色だなと思いました。


仮設住宅に上がらせて頂くと、初めての実感がわいてくる。

きっと被災者の方でしか分からないことだらけだな、とも思います。



宿に戻り、泥だらけの服をコインランドリーで洗濯。

隣りの方から頂いた缶コーヒーの暖かさ。


これから晩御飯を食べて、風呂に入って、寝ます。

明日もしっかりと活動できたらと思います。


それでは、お元気で!


タグ :泥出し

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    Posted by えだまめ at 19:47│Comments(0)みちのく双六
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