たまりば

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長崎広島あるき~長崎さるく

2011年12月28日

こんばんは。

今日は長崎で一日観光をしました。

懐が深い街、歩いていて本当に刺激的でした。


今朝、佐賀から長崎に到着し、市電に乗って浦上のユースホステルへ。

荷物を置いたら長崎原爆資料館を訪ねました。


ガイドの池田さんという男性について話を伺いながら展示を見ました。

熱に熔けたサイダー瓶。樫の木に刺さったガラスの破片。
配給されたおにぎりを手に持ったまま呆然と佇む母子。
等身大のプルトニウム爆弾など。

池田さんは淡々と解説されていました。
何よりも印象に残ったのが、話の途中に伺った国民学校1年生の時の被爆体験でした。

しばらく気を失っていたこと。火災が始まった時のこと。
周りの人を失ったこと。
被爆当時の生の話に途方無さを強く感じました。


池田さんの話された印象を多分ずっと忘れないと思います。

平和公園の大きな平和祈念像から原爆落下中心地へふらふらと歩きました。


市電に乗ってグラバー園のある石橋電停へ。

公園の丘の上からは長崎の街が一望できました。

行き交う船も造船所も大きな橋も
立ち並ぶ建物も目の中に。

どこか東北の被災地と原爆から立ち直った長崎を重ねながら景色を見ていました。



洋館を見て歩くと、グラバーら外国商人や岩崎弥太郎や坂本龍馬たちの活躍した
歴史の舞台にいることに胸が高まりました。


大浦天主堂からオランダ坂を抜け唐人屋敷跡へ。
西洋と東洋の雰囲気が色濃く残る道。


市電に乗って“くんち”の祭りで知られる諏訪神社前に移動しました。

長い坂道を登り、坂本龍馬の設立した亀山社中跡から
龍馬像のある風頭公園に着いたところで夕暮れを見ました。


陽が落ちると街に風情が出てきました。
暗い街に浮き上がる妖気の明かり。

商店街の活気。ぶらついて歩く人が結構多いです。

見慣れない蒲鉾やお菓子、肉屋が肉を捌く姿
至る所に異国感がありました。


地元の人が多く出入りしてる中華料理屋でチャンポンを頂く。
普段食べる全国チェーンとは別格にうまかったです。
倍速でスープまで完食。


夜の街、市電にがたがたと揺られながら宿に戻りました。

スーパーには見慣れない商品も並んでて、買い物だけで楽しめます。

長崎の底知れない様な魅力に初めて触れた一日でした。感無量!

明日は五島列島の福江島に渡ります。
そしてまた長崎に戻ろうと思います。


さるく=長崎弁で“ぶらぶら歩く”という意味



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    Posted by えだまめ at 23:07│Comments(0)長崎広島あるき
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