たまりば

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音色

2013年12月09日

優しい光に照らされながら二人の女性が楽器を奏でていました。

アルパというパラグアイのハープ。


目の前に座っていた人は、太陽みたいな音ね、と言っていました。

あたたかな夕日みたいだな、と僕も感じながら聴いていました。


昨晩は、いつも山帰りによく行く喫茶食堂で
無国籍音楽の集いがあって参加してきました。


昼寝をしたあとだったので、ちょっと遅刻。

サンシンと紙芝居を観そびれてしまいました。



席についたらちょうど遠野物語を読んでいました。

古いものから新しいものまでたくさんのストーリー。


情感がほどよい塩梅にこめられていて話にひき込まれます。

訪れた岩手の景色を思い出して少しせつなくなりました。


山高帽子の女性による詩の朗読。

京都の地名が出てきたり細切れのイメージが繋がってきます。

なんとなく冬の夜風みたい。どうだろうか。


チンドン屋をしたり、国会前のデモにも参加したとのこと。

また会えたらいいなと思って、うれしくなりました。



続いて、トンコリというアイヌの竪琴を聴かせてもらいました。

目をつむると北の大地に静かに流れる川が浮かんでくる感じ。


音楽の世界は広いなぁとあらためて思います。


音楽は自由だなとも思いました。


浴びるように歌モノのポップスを聴いてきた耳には
音色そのものに快感のツボを押してもらうみたいで新鮮でした。



夕ご飯が出てきて頂くことにしました。

言葉だけでは伝わりづらいと思いますが
有機野菜をつかった総菜がたくさんある定食。


汁ものは、南瓜のひっつみ。

すいとんみたいに小麦粉に南瓜を練り込んでありました。あったまる優しい味です。

おつぼは小豆と芋の小鉢。

豆好きな自分にとって何にもまさるご馳走。


ご飯を食べながら、アルパの音楽を聴くひとときが過ぎてゆきました。


白ワインを飲んでいたら、次はVino Blanco。
白ワインって意味の曲をやりますって聞いてびっくり。


ななめ前に座っていたおじさんが
こりゃ~いいなぁとにこやかに笑っていました。


演奏のときがおわっても、しばらく話を聞いたり、ご飯を食べたり。


寒さにこもりがちになっていた心がやわらいでゆきました。



音色から感じるのは遠くの懐かしい風景。

だけではなく、まだ起きぬけのあたたかな夢のようでした。


楽しい時をありがとうございました。


タグ :音色


  • Posted by えだまめ at 20:55│Comments(0)
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