みちのく双六~砂漠の花

えだまめ

2011年09月04日 11:21

河口近くの瓦礫の中でただ1軒“さくら”という床屋が残されていた。

営業中のカードをぶらさげて、おばさんが店先の花の手入れをしていた。

“こんにちは”と声をかけてもらったけど、気の利いた言葉のひとつも返せなかった。

どんな気持ちで営業しているのだろう。それを想うと、ただただ何かに祈りたかった。


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