日向山ウォーク

えだまめ

2012年07月04日 14:52

今日は東丹沢にある日向山(ひなたやま)を歩きました。

昨晩の雨があがり今朝は薄い雲がつつむ空。
小田急線に乗って伊勢原で降りると
バスに程なく乗ることが出来ました。

しばらく揺られること約20分
アジサイの咲く細い舗道を走りながら
終点の日向薬師に下車しました。


あたりは段々の水田の鮮やかな景色。
麦藁帽と紺モンペ姿のお婆ちゃんが
身をかがめて黙々と作業していました。


山門をくぐり参道の苔むした石段をとことこ歩いてゆきます。

水たまりに映しだされた木漏れ陽。
濡れた蜘蛛の巣が光っていました。

木のもとに佇む地蔵さまの表情。


汗をかきながら辿り着いた本堂は
改修中でホロがかかっていました。

本堂を見られないのは残念でしたが
中から出て来た50代と30代らしいベテランと若手コンビの
宮大工は引き締まった職人らしい良い顔つきをしていました。

仮本堂の奥にある売店で頂いた甘酒の冷えていて優しい味。
看板娘の方々がくれたヒルよけの塩と絆創膏もうれしかったです。


ここから本格的な山道。
といっても標高404mしかありません。
ゆっくりと一歩ずつ登ってゆきました。

木々の匂い。涼しい風。葉のすれる音。鳥の鳴き声。
久しぶりの山歩きです。


途中には張り巡らされる獣よけのフェンスと倒木と枯死。
紛れもない今の東丹沢の現実です。

荒れ果てた山林を“山は泣いている”となぞらえる言葉に
もっと耳を傾けたいと思いました。


道を歩いてゆくと眺望がひらけ日向山の頂上に到着。
やはり心地よい山頂の到達感です。

タイミングよくきれいに晴れた日向のベンチで昼ごはんにしました。
梅干しおにぎりに麦茶にバナナ1本。足元には歩きまわる虫たちの姿。

ゆっくりした時が流れてゆきました。


しばらくして、下り坂を降りてゆくと水の流れるゴォーという大きな音がしてきます。

川に並走する舗道に着くとクライマー風の男性二名を見かけて挨拶。
今日初めて日向山で見かけた人でした。

林道のわきにある大釜弁財天は大きな岩にある滝壺の脇にあります。
手にすくった水のひんやりとした肌触りが気持ちよかったです。


帰りは広沢寺温泉にある老舗旅館の玉翠楼で露天風呂に入ってリフレッシュ。

ぬるめのアルカリ泉にゆっくりと浸かり手足をのばして寛ぎのひととき。
浴槽にいたカタツムリは触覚をのばしながら移動をはじめました。

お風呂上がりにはアイスコーヒー。
中庭と丹沢の山並みの見えるソファー。


楽しい山歩きの一日になりました!


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今後も日々に感じたことを書いていこうと思っています。
いたらない文章ですが、どうぞ今後ともよろしくお願い致します。