大野山ハイク

えだまめ

2012年10月05日 23:58

今日は御殿場線に乗って大野山を歩いてきました。


酒匂川を眺めながらの車窓。
谷あいの谷峨駅を降りて田んぼを歩いてゆき青い吊橋へ。

橋を渡ると水力発電の堰と東名高速を見ながら歩きます。


山道に入って息をきらしながら登ってゆく。

高速をひた走る黄色いトラック。
眼下の景色はジオラマのようです。

道の途中。

木々の葉は緑。よく晴れた青い空。

風が吹いてきて葉がいっせいに音を奏でる。

蛇は素早しっこく薮の中へ走る。走る。


風は涼しく陽射しは眩しいほど強く。
気温の変化を感じながら歩きました。

やがてススキが一面に広がる景色。
波のように風に揺られ
穂が光っていました。


正午前に山頂に到着。

見晴らしが実によくて相模湾も丹沢湖も一望。
富士山が見られなかったのは残念でした…。


つい先日買ったばかりのプリマスのストーブバーナーで
お湯を沸かしてチキンラーメンを作る。

点火式をしていたら同年代くらいの夫婦も
興味深げに寄ってきて一緒の昼食になりました。

卵を割って待つ3分間のゼイタク。
小鍋をあけると湯気があがる。いただきま~す!

こんなにうまかったのかと驚き。


あまりに陽射しが心地いいのでベンチにヨコになって昼寝。
瞼をとじると草の匂いがしました。

目が覚めておりてゆくと牛舎で
牛が寝そべりながらムシャムシャと口を動かしていました。

牧草の上をゆっくりと雲が流れてゆきます。


歩きだしたら木漏れ陽のさしこむ山道へ。

うっすら汗をかいた肌に感じる初秋の風。


山道の途中で夫婦に再会してうれしくなる。

集落に着くと小学校からはピアノの音がしてきました。

石垣のある坂の道。金木犀の香りが漂ってきます。

なめらかに澄んだ沢の雫。


やがて登山口のバス停に到着。
いきなりボクシングジムがあって予想外の驚き。


森の中の舗道を歩いてゆく。
錆びついた工場から聞こえる機械の音。

途中で拾った栗を思いきり橋の上から酒匂川に投げると
小さな波紋がひろがりました。


酒水の滝でまた夫婦に再会。
ボトルに水を汲んで草の生えた城跡を歩き
さくらの湯から雲を眺めたら
SL広場を見て帰路に着きました。

字数の関係でムリやり小さくまとめた感じですが…
充実した山歩きになりました。


最後に初秋の一句


すぐおいしい 風の匂いは すすき色

駄句失礼しました~~m(__)m~。