飯盛山ハイク

えだまめ

2014年10月26日 00:14

がたごと、がたごと。

小海線に乗ってゆく旅。



おおきくカーブして走る森のなか。


ひろびろした高原のなか。


おおきな青い空の野辺山駅。


今日はとてもいい日。



山菜そばにかける七味唐辛子。


道を走る、はじめてみる高原野菜の農耕車。



目のまえの八ヶ岳の頂に思いをはせる。


牧草地に赤い屋根のサイロ。

駆けまわる女の子たちの頬のいろ。


ただたつ、紅葉している木に心をとめられるのはなぜだろう。



あたたかくともるもの。

過ごしてきた日々のこと。




線路の踏切をわたり登山道へ。


だんだんとのぼる道。

落葉のかわいた音。水溜まりのしめった音。


ひらひらと舞いおりてゆくひとひらの葉が伝える一瞬のとき。




平沢峠。

分水嶺からながれてゆく川は海へと続く。

谷あいから、ときおり道草したりして。





どんどんのぼる。



平沢山では、おじさんがいろいろな山の名前と思い出をうれしそうに語る。

七竈のことも、はにかんで語る。




お椀にもられたご飯のような飯盛山。めしもりやま。


おにぎりをうまそうに食べるひと。

栗ご飯の入った駅弁をひろげて食べた。


たくさんの山を見ながら。もぐもぐおいしい。


このまま眠りたいくらい。



ぽかぽかの陽射しのくだりざか。


紅葉に気をとめながら、おりてゆく。



川の流れてゆく音が聴こえる山道。


清里へおりてゆき、小海線にのりました。




たとえば100名山じゃなくても、とてもいい、自分的名山。


今日の1日に多謝。ありがとう!