日々の葉

えだまめ

2015年04月29日 22:36

新緑の日々。



鮮やかな木漏れ日。


咲く花に元気をいただくような季節。




奥多摩にある山に行ったんだけど、携帯を舗道におとしちゃって。


道をひきかえして、地元・鶴川にUターン。



いままた、新品へ交換になった携帯を手にしながら。


日々の思いに心をとめる。




ここのところ大きなニュースが続く。



戦争へとすすみかねない気配だったり。


ネパールの地震のこと。



かつて歩いたアンナプルナの山々の景色。


一緒に歩いたトレッキング・ガイドのこと。


幾つもの星の光。



カトマンズにいた旅人たちのこと。


街の雑踏、村落のにぎわい。ネパールの人たち。



思いをはせながら。





たまたま、喫茶店であった知人に夏みかんをいただいたり。


甘くて苦くて、酸っぱくて、さわやかな匂い。



皮をむいたときの優しい気持ちに感謝しながら。




たのしい集いの夜もあり。



あらたな土地へ引っ越しする人。


たくさん話せたうれしいとき。



韻をふまないかたことラップを3人でうたい笑ったり。


心地よい春の酔いにまかせて。



すてきな人たちと。素晴らしい夜だったなぁ。





いま、本を読む夜。



最近は古典が好きになった。


古今和歌集とか、おくのほそ道など、など。



十代のころとは違う沁みかたを味わう。




本、という字には、おおもと、という意味があるそうだ。


白川静の字解をひきながら、ふむふむ。



自分の足元、根元にあるおおもとは何だろうかと思う。





いろいろな日々。



陽がさして鮮やかな新緑の繁みのなか。


葉みたいな思いをかさねてゆく。