四国お遍路日記~きまぐれ柑橘ロード

えだまめ

2011年04月18日 12:07

いよいよ遍路も3ヶ国目・愛媛に突入しました。
今は宇和島に来ています。

高知の宿毛から愛媛に抜ける遍路道は、峠越えの道でした。
愛媛に入ると、建物のつくりも集落の様子も変わったことがわかりました。
古い木造の建物が増えたこと、昔の街道の名残があること。
昔の人たちも、きっと歩いて伊予の国の様子を感じていたことでしょう。
どこか気持ちが和んでくるような景色です。

桜の花びらを踏みながら歩く道。
たんぽぽの綿毛がきれいだと思いました。
おもえばここ数年、綿毛のことを気にしたこともなかった。
やわらかな魂。
昔、実家で見た車椅子の絵描きさんの絵の印象を思い出しました。
それぞれがさまざまに生きている。
お遍路ではきまぐれに色々なことを感じます。


この辺の料理がまたとてもおいしいです。
貝めしのおにぎりや麦味噌の海藻たっぷりの味噌汁、鯛めし、じゃこ天なんかを頂く。
やっぱりその土地の料理を味わうことは大きな楽しみです。

愛媛といえば柑橘も楽しみ。
いままでお遍路では実にたくさん柑橘をいただきました。
ポンカン、デコポン、小夏、土佐文旦、ユズ、すだち。
歩いていると、お兄ちゃんもっていきなと言って、地元の人が親切に持たせてくれます。
何を隠そう、みかん・柑橘は大好物。
あたたかな色の皮をむくと、さわやかな香りが広がります。
甘くて酸っぱい果実をたべると、元気がでてきます。


今日は雨が降っていて身体が冷えていたのですが、市役所のパソコンを
お借りしているうちに少しあたたまってきました。
外は雨上がり、歩き遍路にとっては一時の雨宿りにもなりました。

これからお遍路も後半がスタート!
たくさん楽しみながら、お遍路を続けよう。





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