みかんの旅~雪のち晴れ

えだまめ

2015年01月02日 00:47

時計の針が刻んでいる。


時はいつも河のように流れてゆく。



尾道から、船にのってゆく多島海。


すこし曇った空のいろ。


港まで車で母が迎えにきてくれた。


おおきな橋をわたり実家へ。


晩ごはんを食べて、お風呂に入って、紅白。

かわらない年越し。


両親が元気でよかった、と思う。


年越し蕎麦を食べて、眠る。



翌朝。


空から舞う雪で、家のまえの庭が真っ白に。

すぐそこの海も白く、水墨画のような景色。



お雑煮やお節をたべる。


丸餅に鰤・ほうれん草・人参・大根・百合根・削り鰹。おいしい(^^)。


お酒も呑んで、ほろ酔い。



また、空は晴れてゆく。


たくさん服を着こんで、散歩へ。


海にそって歩いて、商店のまえから緩やかな坂をのぼってゆく。


点在するみかん畑の柑橘の蜜柑色。

いろいろなみかんに白い雪がかかる。


たくさんの石をつむ垣根。


古い木の家並。


廃校のグラウンドから階段をのぼると、光る海が見えてくる。


心まで染められてゆくような青。


風の音をひさしぶりに聴く。


お墓に手をあわせる。



家に帰り、父と観る“ショーシャンクの空に”

また、食べて、呑む。



すこししたら歩いて、隣の島へ。



橋のうえから眺める瀬戸田港。


入港する船をカメラで写す。



おだやかな波に輝く海と、山の稜線。並ぶ家屋。


まるで絵葉書みたいな風景。



坂の階段をおりてゆき、港のほうへ。


ぶらぶらと猫が歩いている。


人も話ながら、歩いていた。



ポンプ井戸。硝子屋・魚屋。


港のまわりを歩いて、また家へ。



お雑煮を食べて、ひと眠り。


おきて、車で親とドライブ。


沢港から小さなフェリーで須波港。


甲板にあがるとつめたい風。


港から曲がる坂をのぼってゆき、去年亡くなったおばの家へ。


丘のうえから一望した景色。


続いてゆくときをおもう。



またフェリーで家へ。


夕焼けの海、きれいだった。



晩ごはん、水餃子鍋などを食べて、お風呂へ。


テレビをみて、しばらく眠り、おきたら今だった。


寝ぼけあたまのことばたち。


読んでもらって、うれしい気持ち。




明けまして、おめでとうございます。


今年も、よろしくお願いいたします。



日々、笑顔でありますように。

関連記事