おきなわ日和~ホタル
西表島・上原港ちかくの民宿からバスで白浜港へ。
亜熱帯の島特有のつよい雨がやんで、あざやかな青い空。
ひろがる森と、海と、気持ちのいい風景。
湾内にある集落、桟橋には黄緑色のかわいらしい連絡船。
昔は炭鉱であった、という歴史が信じがたいほど、のどかなところ。
船のなかは数えるほどの人。
さわやかな風の航路。
ついた船浮の集落は、車のはいれないところ。
西表の西南エリアは、豊かな生態系が守られているのだ。
多様な動植物の森は、サンゴや魚などの生き物にとっても住みよい海をはぐくむ。
港から、鋪装されていない道をとおって、浜辺にでた。
とてもきれいなあざやかなブルー。
波の音を聴きながら、たたずむとき。
そこで、いい出会いもあった。
ソウルからきたドキュメンタリーカメラマンのソン君と、白浜にある金城旅館のおかみさん。
おかみさんは、植物のつるや木になる果実を、つんだりもいで食べさせてくれたり。
鳥のなきごえに聞き耳をたてたり、青い蝶のアサギマダラをみたり。
自然のことをたくさん伝えてくれたベテランさん。
ソン君は、ホタルをたずねて世界をあるいてる、物腰やわらかな青年。
日本語もほんとにべらべら、居心地のいい人だった。
船で、白浜までもどり、3人でドライブ。
ピナイサーラの滝や、星砂の浜にゆき、撮影したり、のんびりしたり。
宿にもどると夕食。
摘んできた野草のおひたしや、そこの海で釣れた地魚の刺し身・焼き魚。
ゴーヤチャンプル。ごはん。味噌汁。泡盛。
ほんとにおいしくて、健康にもよさそうで、大満足!
ごはんのあと、ホタルを見に裏山へでかけた。
夜に光るヤエヤマボタル(八重山蛍)。
よわい雨のなか、ぽつぽつと光りはじめた。
精一杯に放たれる光に、心みせられるとき。
大切な一日。ソン君と、おかみさんに、ありがとう!
九州の震災でかなしみを受ける方々へ、どうかすこしでも安らぎがありように。
関連記事