えひめの海~入日色

えだまめ

2016年11月19日 08:47

やさしい海のいろ。

夕日につつまれるとき。



おつかれさまでした。


きっと明日は、いい日だよ。


そんな声がきこえてきそうな、丘からの眺め。




八幡浜から南へ。


穴井という集落にいます。



みかん摘みの季節アルバイト。


ふるい一軒家の屋根のした。


段々畑がうえまで広がっている。




はじめて家にきたときに感じたなつかしさ。


ボンボン時計とか、こたつとか。



魚をさばいて刺身や塩焼き、骨せんべい。

白和え。マカロニサラダ。筑前煮。


どれもほんとうにおいしくて、もぐもぐ。


こたつでテレビをみながら、みかんをたべて、くつろぎのとき。



あぁ、この一家といられて、よかったなぁと思える。





朝になれば、バンにのって、山の中の畑にはいる。


さわやかな柑橘の匂い。


脚立にのぼって、みかんの枝にハサミをいれて摘み、小さな袋へ。



カゴにうつして、いっぱいになったら、モノラックというトロッコへ。



目にうつるのは、湾にうかぶ島々、海のむこうの九州も。




おいしい、おいしいみかんは、まるで夕日のよう。


やさしくて、あたたかみのある日々のなか。

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