空知の夏~北へ、北へ
北海道の旅、北へ、北へ。
旭川では、ラーメン三昧。ジンギスカン。
とにかくうまい!きっと食材がいいんだろうな。
旭山動物園の動物たち、素晴らしかった。
鈍行にのる。
朝6時にのって、昼12時に稚内。
天塩川にサロベツ原野の車窓。
牛たちが草を食んでいる。
スケールのおおきさに見とれるばかりだ。
バスでさらに北へ。
宗谷岬へたどり着く。
たくさんの旅人たち。
晴れ晴れとした天気のした、まぶしい笑顔。
あおい海と空。
翌朝、船にのり、利尻島へ。
ホタテラーメンで腹ごしらえ、レンタサイクルで東のほうへこぐ。
利尻富士のなだらかな裾野。
ちょうど快適なスピードで、風を感じる。
かっこいい岬の地形。
お昼過ぎ、利尻島から礼文島へわたる船にのる。
学生時代にきて以来、約22年ぶり。
うろ覚えの記憶。自分にとって大切な思い出。
港にユースホステルのヘルパーさんが迎えにきてくれた。
あぁ、この独特のテンション!
荷物をあずけて、そのとき同宿することになる旅人ふたりと、しばし観光することに。
北のカナリアパーク。
冬場の礼文を舞台にした映画。
雪景色を想像したりして。
港にもどり、ほっけ焼き定食に舌鼓。
ヘルパーさん運転の車でユースホステルへ。
おかえりなさい、ただいま。
もう、本当にいつ以来に言っただろうか。
たくさんの人が出迎えてくれた。
歌いながら、踊りながら、夜のミーティング。
礼文島の西海岸をあるく8時間コースに申し込む。
なぜかリーダーに任命された。
早起きして、ユースの車で島の最北端、スコトン岬へ。
総勢10名。うちふたりは途中までの4時間コース。
ひとりは年輩の女性。あとは皆男性。
学生、同年代、年輩の方。
バラエティーに富んだメンバー。
岬めぐり、とてもよく晴れていた。
あおい海と空、澄海岬。
何回もあるいているベテランさんに、島の花や自然を教わりながら。
あるいていたら生まれてくる連帯感。
ひとはひとりひとり、だけど助けあうことができるから。
岩礁の海をあるく。
貝殻をひろってみたり。
途中、宇遠内では休みどころへ。
地元でうに漁もされているという。
超格安でうにをいただきながら、いろいろな話。
舌がこぼれそうになる。コクがあるとれたてのウニ。
坂を登ってゆき、林道をあるいてゆく。
利尻山もよくみえる。
陽もかたむきはじめ、夕景色になってゆく。
出迎えの会、そして夕暮れの会。
いっぱいいっぱい、歌をうたった。
ヘルパーさんが紡いできた言葉たち。
旅人たちをやさしく癒したり。
鼓舞したり、寂しさや悲しみをひろいあげたり。
忘れかけていた青春が、水平線をわたって、胸にとどく。
ときおり後ろをふりかえりながら、前へとすすむ。
熱いものを、まぶたの奥に感じる。
ちょっぴり隠し涙。心のおくのほのかな温泉。
なんだか、とても豊かなときを、礼文島で過ごした。
稚内へ帰りの船、8時間コースの何人と一緒になった。
ターミナルで、手をふって、よい旅になりますように。
いまは、ふたたび旭川へ。
明日からは、道東へと向かいます。
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