空知の夏~北へ、北へ

えだまめ

2017年09月11日 21:53

北海道の旅、北へ、北へ。


旭川では、ラーメン三昧。ジンギスカン。

とにかくうまい!きっと食材がいいんだろうな。

旭山動物園の動物たち、素晴らしかった。



鈍行にのる。

朝6時にのって、昼12時に稚内。


天塩川にサロベツ原野の車窓。

牛たちが草を食んでいる。

スケールのおおきさに見とれるばかりだ。


バスでさらに北へ。

宗谷岬へたどり着く。


たくさんの旅人たち。

晴れ晴れとした天気のした、まぶしい笑顔。

あおい海と空。


翌朝、船にのり、利尻島へ。


ホタテラーメンで腹ごしらえ、レンタサイクルで東のほうへこぐ。

利尻富士のなだらかな裾野。

ちょうど快適なスピードで、風を感じる。

かっこいい岬の地形。


お昼過ぎ、利尻島から礼文島へわたる船にのる。


学生時代にきて以来、約22年ぶり。

うろ覚えの記憶。自分にとって大切な思い出。


港にユースホステルのヘルパーさんが迎えにきてくれた。

あぁ、この独特のテンション!


荷物をあずけて、そのとき同宿することになる旅人ふたりと、しばし観光することに。

北のカナリアパーク。

冬場の礼文を舞台にした映画。

雪景色を想像したりして。


港にもどり、ほっけ焼き定食に舌鼓。

ヘルパーさん運転の車でユースホステルへ。



おかえりなさい、ただいま。


もう、本当にいつ以来に言っただろうか。


たくさんの人が出迎えてくれた。

歌いながら、踊りながら、夜のミーティング。


礼文島の西海岸をあるく8時間コースに申し込む。

なぜかリーダーに任命された。


早起きして、ユースの車で島の最北端、スコトン岬へ。

総勢10名。うちふたりは途中までの4時間コース。

ひとりは年輩の女性。あとは皆男性。

学生、同年代、年輩の方。

バラエティーに富んだメンバー。


岬めぐり、とてもよく晴れていた。

あおい海と空、澄海岬。

何回もあるいているベテランさんに、島の花や自然を教わりながら。


あるいていたら生まれてくる連帯感。

ひとはひとりひとり、だけど助けあうことができるから。


岩礁の海をあるく。

貝殻をひろってみたり。


途中、宇遠内では休みどころへ。

地元でうに漁もされているという。


超格安でうにをいただきながら、いろいろな話。

舌がこぼれそうになる。コクがあるとれたてのウニ。



坂を登ってゆき、林道をあるいてゆく。

利尻山もよくみえる。


陽もかたむきはじめ、夕景色になってゆく。


出迎えの会、そして夕暮れの会。

いっぱいいっぱい、歌をうたった。


ヘルパーさんが紡いできた言葉たち。

旅人たちをやさしく癒したり。

鼓舞したり、寂しさや悲しみをひろいあげたり。


忘れかけていた青春が、水平線をわたって、胸にとどく。

ときおり後ろをふりかえりながら、前へとすすむ。


熱いものを、まぶたの奥に感じる。

ちょっぴり隠し涙。心のおくのほのかな温泉。


なんだか、とても豊かなときを、礼文島で過ごした。


稚内へ帰りの船、8時間コースの何人と一緒になった。

ターミナルで、手をふって、よい旅になりますように。



いまは、ふたたび旭川へ。


明日からは、道東へと向かいます。

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