空知の夏~鈍行、東へ
東へ、東へ、鈍行で。
いまは根室に来ています。
旭川からは石北本線にのって。
つめたい雨の日、上川という街に8時頃について。
地元の高校生たちも、ぞろぞろとおりてゆく。
夕方4時まで接続待ち。
バスで層雲峡まで足をのばして、温泉にはいって。
また街にもどってラーメン食べたり。
ふたたび鈍行で北見方面へ。
なんだか懐かしくて。
友人の実家でいくらを食べさせてもらった記憶。
すっかり暗くなっちゃったけど、網走まで。
踏切をわたって、民宿へ。
ふるいくたびれた感じ、宿のおかみさんがいい感じ。
鉄道ばなしなど、ちょこちょこと。
こういう家庭的な宿、ときどきほっとする。
ファミレスでおろしハンバーグ、サラダの食べ放題。
翌朝もわりと早起き。
網走から釧路までの直通鈍行。
しばらくしてオホーツク海がみえてきた。
曇り空に、海の鈍色。
荒れた波をながめながら。
冬、流氷のころを想像してみる。
知床斜里からは森へと入ってゆく。
途中、酪農の牧場もみえた。牛が何頭か放牧。
空が晴れてきた。
釧路湿原、スケールのおおきなところだ。
あわい空のいろに見とれた。
釧路に着。
観光案内所で地図をもらって、歩き始める。
なんといっても和商市場。
勝手丼、といって、ご飯をかって、好みのネタもかって、オリジナルな丼にする。
旬のさんま。秋鮭。いくら。ぼたんえび。それと店員さんからすすめられたクジラもいってみよう。
なんだか見映えがヘンテコになってしまったが、おいしかった。
観光市場、だけでなく、地元の人たちもけっこう来ている。
大通りをあるきつつ、幣舞橋へと。
野口雨情や、石川啄木の足跡を感じながら。
がらんとしたおおきな街で、散歩を満喫した。
釧路駅構内にもどって、ソフトクリームをたべて。
根室本線に乗車。
海側の席。今度は太平洋。
ひろい草地に、馬もいたりして。
窓をすこしあけたら、心地いい風。
ディーゼルの匂いが混ざりあう。
夕方に根室に着。
歩いてすぐの所にある素泊まり民宿へ。
洗濯をすませて、ご飯を食べにゆく。
エスカロップというカツライス、おいしかった。
今日は納沙布岬までいってきます。
それから帯広方面へ、また鈍行の旅。
たのしい1日になりますように。
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