たまりば

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いろは

2011年09月24日

言葉ってつくづく不思議だなと思います。

目に映るものも、過去や未来のことも、おはようやおやすみの挨拶も
言葉にして伝えることが出来ます。


フィンランドのラップ地方には雪に沢山の名前があるように
三陸地方の漁師達は海や空模様の幾千の名前をもってるように
ヒトは言葉にして実に豊かな表現をすることも出来ます。

きっと犬ゾリのイヌも路地裏の猫も
そこまで雪や空や海にこだわってはいないだろうから(笑)
だからといってヒトが動物達より偉いとはまったく思わないけれど。


沖縄・奄美に“かなし”という大和の古語が残って伝わっていることを知りました。
字にすると“愛し”。
普段よく目にし声にする悲哀の悲しさだけではなく
相手や物事を大切に想う感情が入り混じる言葉です。
どこか深みの感じる言葉だなと思いました。
記号としての言葉に彩りがそえられるような人の温かみも感じます。

言葉は“言”の“葉”
街路樹の葉が色々な色に色づくように言葉には沢山の感情を乗せることも出来ると思います。


それでもシンプルな“ありがとう”や“ごめんね”や“おはよう”が
堪らなく嬉しかったりする訳ですが。


言葉によるすれ違いや傷つけも絶えない訳で、口をつぐみたくなる時もしばしば。
無口なら無口で誤解されることもある。

言葉の伝えかたって奥が深い…。


それでもやっぱり人間だから、言葉にして何かを伝えたいという欲求を持っていると思います。

無頓着な性格ですが、だからこそ言葉を大切にしたいなと思うこの頃です。




  • Posted by えだまめ at 20:15│Comments(2)
    この記事へのコメント
    沖縄・奄美に残る「かなし」は、日本の古語でしょうね。
    愛し 人事に対しては情愛が痛切で胸がつまる感じ、自然に対しては深く心を打たれる感じを表す。(旺文社全訳古語辞典)
    大和民族のものとは違う言葉の残る地域ですが、大和の古語も同心円状に広がり、沖縄に多く残ると聞いています。
    Posted by セギ at 2011年09月24日 20:53
    セギさん、コメントありがとうございます。

    “かなし”は大和の古語でした。そういえば高校の古文で勉強したような気もします。

    大和の古語を沖縄らしいと書いたことに違和感があるから、訂正することにしました。本当は間違えた原文も残した方がよかったかも知れません。きちんと調べてから書くべきでした。

    “かなし”って言葉はいいなと思ったので、今回書けたことには満足しています(^^)
    Posted by えだまめ at 2011年09月24日 21:22
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