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Posted by たまりば運営事務局 at

おかやま風景~ふたたび

2018年07月30日

ふたたび岡山・高梁へ。


静かに川面に手をあわせる窓辺。まぶしい夏の陽。


代行バスの車窓からは崩れた崖。倒れた木々。壊れた家。


胸が痛んで、目を背けたくなるけれど、しっかり見なくては、と思う。

蛇行しながら流れてゆく川。



駅から、まるで慣れた道を通って家まで。

玄関で三兄弟が出迎えてくれて、抱っこしたりして。

なんだかほっとした。


少しでも、力になれますように。









新宿から夜行バス。岡山から倉敷まで電車。


大原美術館に再訪。初めて観たときより、落ち着いて観られた。

好きな絵をじっくり観られる幸せ。


桃シャーベット、桃パフェ、旬の味覚。


倉敷から総社へ。

喫茶店で桃タルト、アイスコーヒー。

水害の日々の話を伺う。


気になる店も発見。

いつか訪れることが出来るのだろうか。


総社から代行バス。

長い移動の日となった。


ゆっくり眠りたい。  


  • Posted by えだまめ at 20:17Comments(0)おかやま風景

    BIRTHDAY

    2018年07月21日

    ありがとう。


    昨日は誕生日。

    42になりました。

    なんだか、あっというま、という気もするけれど。


    午前中はラジオをきいて。

    流れてきたキヨシローの少年時代、陽水さんのカバー。



    うだるような暑さの昼間。



    夕方からは、電車をのりついで祐天寺へ。


    友人が買ったばかりのウクレレケースを肩にかけて。


    鉄道のカレー屋さん、ナイアガラに。

    なんかいきなり踏み切りの音がしてたり。

    店内、たくさんの駅の表示案内板。車両番号板。切符箱。

    客席は昔のままの木とシート、使い込まれた深い色み。


    店員さんは、どことなく未来のメーテル風。

    SLにひかれてきた冷えたグラス、ビールはハイネケン。


    乾杯。おめでとう~って言ってもらう。うれしい。


    古い東急の路線図などみていたら、カツカレーの出発進行。


    携帯のカメラにおさめる。


    うむうむ、カツカレーとハイネケンの組み合わせ、おいしい。


    このディープな雰囲気のなか、なおさらの味わいぶかい時空間。


    メーテル風の店員さんに頼んで、制帽かぶって友人と記念撮影。


    ごちそうさまでした。



    お店をあとに、電車にのって都立大学。

    ずっといってみたかったニジノ絵本屋へ。

    木造りの店内、いい雰囲気のなかで絵本をながめる喜び。

    1冊選んで、購入、満足。


    駅向かい、目黒通りにでて、バスにのる。

    下車し、歩いて、自販機でジュースを買って、碑文谷公園へ。




    池のほとりのベンチ。ゆらゆら波。夜空に月。

    ウクレレからはいい音がした。

    夏の夜に似合う音。


    ブルーハーツの沁みる曲たち。

    スマホのコード表の歌詞を追いながら、ふたりカラオケに。


    サザンから、民生さん、忌野清志郎、RCサクセション、井上陽水、エレカシ、スピッツ、くるり、はっぴいえんど、高田渡さん、フォーククルセダーズ。


    思いつくままに、たくさん歌った。いい夜だった。



    帰り道、途中の自由が丘でありがとうと手をふって。


    なんだかんだのりついで、鶴川まで。



    思い出ぶかいバースデーになりました。  


  • Posted by えだまめ at 19:32Comments(0)

    おかやま風景~風の街

    2018年07月09日

    6月28日




    あとひと息。


    じぐざぐじぐざぐ、坂をのぼってゆく。

    深い森のなかを分けいる。汗がふきだす。



    図書館のトイレをかりて、浄土寺の本堂にお参りして。

    墓場の脇をぬけて、鎖場をおそるおそる。


    坂にはいくつものお地蔵さま。赤いよだれ掛け、って言っていいのかな。


    頂上についたら展望台。

    螺旋階段をのぼってゆく。


    視界には、まるでミニチュアの尾道の街が広がっていた。

    寺の灰色の甍。行き交う船。走る電車。

    川のような海。遠く近くの山々。浮かんでいる大小の島。

    朝の薄曇りが晴れてきて、今日も暑くなりそうだ。

    海は森を映し出すような緑。澄んだ空の青。


    さみしいひとり歩き、というなかれ。

    心にうかぶのは、とびきり大好きなお好み焼きなのだ。

    時の感覚がはやくなる下り坂。遠足みたい、なんとなく。


    寺の参道から、山陽線の高架下、いなたい昼間のスナック街。

    ここにあるのは、おばあちゃんふたりの営んでいるお好み焼き屋さん、村上。

    今日はおばあちゃん1人と近所のひとっぽいおじちゃんだったけど。


    山盛りのキャベツのボール。卵。豚肉。そば。

    それと砂ずり。

    生地をひろげてジューッと別々に焼いてゆく。

    層状に重ねて、小手でジュジュっとかるくつぶす。


    お兄ちゃん、と言われて何気ない話。隣の役場勤め風のお客さんも入ってきたりして。カープねた、今晩のナイター。

    おばあちゃんが焼いて、おじちゃんがソース、鰹節、青のり。


    鉄板にはお好み焼き、セルフで小手でわけて、取り皿にのせる。

    いただきま~す。


    もぐもぐもぐ。うむ、ふっくら加減が絶妙、おいしい!

    濃いめのソースの絡む具もいい感じ。おいしいおいしい。

    もしかしたらもっとおいしいお店あるかもだけど、大鉄板のカウンターに4人も座ればいっばいに。

    気楽な心、あったかい村上の味に胃袋をつかまれている。

    自分にとっての、ふるさとの味。




    おばあちゃん、元気でね、って思う。


    ごちそうさま、って言って、外にでる。

    古寺めぐりをしながら、階段をのぼりつ、くだりつ。

    鐘のした、あくびしたりする猫と目があって、ご挨拶。



    年配のかたの買い物袋を持ちましょうかという若い女の子。

    どんどんのぼって千光寺の石段をのぼってゆく。


    歩道橋にたまって立ち話する若者たち。

    眼下の線路ぎわ、夏服の高校生、白いシャツ、丈のながいスカート、自転車の風、ひるがえしながら。


    のぼりきったら、ロープウェイで一気にくだる。


    ながい商店街のアーケードをあるいてゆく。


    七夕の色とりどりの想い、風にゆられながら。



    絵はがきを探しまわって、書道用品店で見つかる。


    切手は尾道郵便局。絵のまち商店街の喫茶店に入る。

    カフェオレ、グラスのミルクとかちわり氷、熱いコーヒーを注ぐ。

    香りだかくておいしい!


    1通ずつ、青いペンで書いてゆく。

    すいすい書いてゆく、上手じゃなくても、良しとしよう。

    かきおえたら、薄くなっていたカフェオレ。


    投函、無事に届きますように。




    夕方の桟橋。


    行き帰りする人、車、スクーター。


    往復するフェリーの短い航路。

    ありふれた暮らしに、ほのかな陽が灯るようなときだった。






    いま、町田・鶴川に帰ってきて、西日本の水害に衝撃を受けています。

    実家のある瀬戸内、友人知人のいる広島各地、働いていた岡山・愛媛。




    どうか悲しみが少しでもやわらぎますように。

    心のそばの大切なもの、大切な人が、ひとつに出会えますように。  


  • Posted by えだまめ at 21:07Comments(0)おかやま風景