たまりば

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土用の日

2012年07月27日

暑い夏の一日。

今日は土用の丑の日で歩いていると
スーパーの軒先の所々で鰻蒲焼の露店が立っていました。


今日は休みで午前中は洗濯に掃除。

昼から外出し小田急線の百合ヶ丘にある
山崎という鰻屋さんに食べに行きました。

事前にネットで目星をつけていた店。
商店街の路地裏を抜けてゆく一見目立たない店構えです。

暖簾をくぐると落ち着いた涼しくこじんまりとした店内。
結構混んでいました。

隣りの席には80歳くらいのおばあちゃんが一人。


おいしいお茶を頂いていると鰻重と肝吸いと漬物。
山椒をかけて頂きました。


いやはや美味しい!
さっぱりめの甘すぎない大人の味。

山椒の匂いも大好きです。
爽やかに官能を刺激される心地。
カレーやキムチもいいけど山椒はいいなぁと改めて思いました。


食後は新百合ヶ丘へ。
山野楽器とブックオフでCDを買う。

なぜか店内に流れていたレッド・ホット・チリ・ペッパーズを衝動購入。
間違いなく山椒~香辛料つながりですね…(笑)



夕方になって生田緑地に移動。

宮本常一さんの写真展“記憶の島”を見にいきました。

宮本さんは日本各地を隈なく見て歩き
人々の話を聞いてこられた民俗学者です。

モノクロ写真に映る昭和。
漁村・農村・都市の風景。
民具。祭具。人たちの表情。

なんだか何とも言えないような気持ちになりました。


学生時代に石川県の海女さんの生活する舳倉島に
住み込みで卒論を書きに行ったときの記憶。

物見遊山気分の中途ハンパな自分に
当たり前のように海の日々を話してくださった人たちと
写真の表情が重なって見えます。

海のような深い眼差し。
厳しさや優しさをあわせもつ存在感。

波の音に混ざりあう記憶。


人に谷と書く俗という字も何となく気になります。
谷間にうごめく人の生活感のあるイメージ。
どこか夕暮れみたいな温かみを感じたり。

人に山は仙。仙と俗。

人をあらわす対称的な両方のコトバに魅力を感じる不思議…。


夕涼みにアイスコーヒーを飲んでから
歩いてゆく駅への道すがら。

すこし淡い青空に浮かんでいる白い月。
蝉の鳴き声のざわめきに夏を感じました。


タグ :山椒海女


  • Posted by えだまめ at 17:33│Comments(0)
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