たまりば

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五月の海

2014年05月19日

初夏を感じる日。

お元気でお過ごしでしょうか。


ベランダにひさしぶりに布団を虫干し。
洗濯物も干していざ出発。


電車を乗り継いで、横浜から京急で三浦海岸へ。


ちょうどお昼どきだったので
駅前のあやとりという居酒屋でまぐろ丼。

風通しの良いカウンター。おいしかった!


ロータリーからバスに乗って出発。

まもなく海が見えてきました。


左手に晴れた海。

行き交う船や漁港を眺めながらバスの旅。

台地を登ってゆくと広々としたキャベツ畑。

松輪という停留所に下車しました。


おだやかな風。

畑の脇を歩いてゆくと、たくさんの人が頭に白タオルを巻いて作業していました。


豆腐屋の看板をみつけ、集落のなかを歩いてゆく。

広々とした一軒家の豆腐屋さん。


腰をかがめて土いじりをしていた女性が
立ち上がって店に案内してくれました。



ごま豆腐を購入。

どこまで歩くか聞かれ“これ持っていきなさい”と
薄手のビニール袋に氷をたくさん積めてくれました。


ふたたび歩くと氷が溶けだして滴がしたたる。

なんだかそのポタポタがうれしくて可笑しくなる道のり。


元気に鳴くウグイス。

道端に咲く花の佇まい。


釣り宿をすぎて間口湾の漁港。

丘のうえの白い灯台。


岩礁を歩いてゆきました。


おだやかな潮風。波の音。

海と空が溶けあってゆく水平線。


水面をのぞいたらたくさんの稚魚。

海藻の磯の匂い。

ゴカイが這いまわり、カニが穴に潜る。

小さな生き物たち。


咲く浜昼顔のピンク色。


ゴツゴツとした岩に腰かけてお茶とシュークリームのおやつ。

なんだかゼイタクなひととき。



しばらく歩くと海蝕洞があって
ここに弥生時代には人が暮らしていたことを知りました。

釣り針などの出土品。

そこに立つと、代々の繋がりの途中にいる命の不思議を感じます。


干満の潮のリズム。

溶けあって混ぜあいながら、ときに削られながら、続いてゆく営み


スニーカーにもズボンにもたくさん砂がつく。

さらに歩いてゆきバスに乗り込む。


下校どきの地元の中学生たちの声をきくと
なぜだかとても安心しました。


丘をのぼって、また下ってゆくと、大きな海原が見えました。

暮れはじめた陽射しに包まれるような色あい。


帰ったらごま豆腐を食べて、ふかふかの布団で眠りたい。


そんな帰り道でした。




  • Posted by えだまめ at 22:00│Comments(0)
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