たまりば

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しまじま~山口へ

2019年05月07日

山口に入りました。


渓流にそって走る錦川鉄道・岩国清流線。

木々の緑。

春の土に一面の菜の花。まぶしい黄色。


県をこえるだけで、こんなに違うんだ、と思う。

おとぎ話のなかに迷いこんだような、きっと錯覚だけども・・。


終点の駅で、売店のおばちゃんからミニカップラーメンを買って、お湯も注いでもらう。

お腹がペコペコだったので、すんごいうまかった。


同じ路線を岩国にもどって、今度は山陽線を海へ。



よく晴れた瀬戸内海をみながら、素晴らしい車窓。


山口と言えば、種田山頭火、中原中也、金子みすず、のイメージ。

なぜこんなにも詩人が出でくる土地なのだろうか。


心のなかを見つめる目。



柳井、という街でおりる。

宿がほんと昭和のオンボロビジネスホテルで、こりゃ参ったと思った。

が、今思うと、これもいい思い出かな。


全国一律の安心感のあるホテルも好きだけど、そこにはない味わいを感じる。


冷たい夜、コインランドリーを回してるあいだ、あんまりおいしくないラーメンを食べた。

いいのだ、いいのだ。


とぼとぼ、とぼとぼ、また歩いてゆける。



翌朝、宿でおいしい朝食。


山口の味噌、九州みたいに甘くてへぇ~って思った。

何か聞けば良かったかも。土地の味噌汁、いろいろ。

メザシ、ひさしぶりに食べた。


電車でふたつ隣の駅。


そこから周防大島に渡る。


橋へのタンカーの衝突や、豪雨水害。

まだ記憶に新しいところ。



入りくむ湾に沿ってバスはゆく。


行きたかった宮本常一記念館へ。

卒論で石川・舳倉島の海女さんを訪ねたことから、興味のあった民俗学。


宮本常一さんの、持ち物や、優しい人間像が、展示から浮かび上がってくる。

やはり、来られて良かった。



食堂のアジフライと、やはり甘めのお味噌汁。


しばらく待って、バスを乗り継いで今度はハワイ移民資料館。

立派な古民家に、当時の家財や旅道具。

けっこう多くの人が渡航していた現実。


国策と島の貧困。やはり知らないことばかりだった。




ふたたびバスで、対岸へ。そこから電車で柳井へ。



白壁の古い街並みをみたり散策。

カレーとナンの晩ごはん。


小雨。どこか寂しさを感じながら、夜は更けていった。


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    Posted by えだまめ at 09:25│Comments(0)しまじま
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