たまりば

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タイム・トラベル

2012年07月14日

今日は青空の見える一日。

多摩丘陵にある生田緑地を歩いてきました。


向ヶ丘遊園駅から歩くと真っ黄色のひまわり。
夏の森の匂い。紫陽花と桔梗の花も咲いていました。
だんだんと涼しく感じる空気。


今回はじめて日本民家園に入って展示を見ることが出来ました。

東日本各地や遠くは沖永良部島から20数軒の古民家を移築した野外博物館です。
宿屋・水車小屋・船頭小屋・高倉などバラエティ豊かな建物の数々。


スモーキーな煙にひかれてゆくと福島の奥州街道にあった馬宿の建物がありました。
囲炉裏には鍋。もくもくと蒸気がのぼって天井の闇へと消えてゆきます。

漁村には漁村の、農山村には農山村の、環境に適応するための生活。
夏休みにおばあちゃんの家に帰省したような、どこか懐かしい感じがしました。

もう二度と帰ることのないタイム・トラベルみたいな記憶。



お昼どき、雲が風にのって流れてゆきました。


合掌造りのそば処“白川郷”で冷やし山菜そば。胡瓜もはいった夏らしい一品。
お店をでて食べたかき氷はイチゴ味。涼しくておいしかったです。


坂道をあがってゆくとおじいちゃんが紙を漉いていました。
水をはった大きなトレイにはコウゾの白いふわふわが浮かんでいました。

和紙漉きには清らかな水が大切だと語る表情の柔らかさ。
ゴツゴツした手指が印象的でした。


長い階段をのぼると大きな船越の舞台が見えてきました。

志摩半島の漁村から移築した歌舞伎なども演じていた舞台。
回り舞台を人が押して動かす地下の奈落の空間が見応えありました。



ふたたび坂をおりる途中。丘陵の森と広々とした空の眺めの良いベンチ。
木々はざわめいて風のふきぬける心地よいひとときでした。

やがてメタセコイアの林に到着。
青紅葉に木漏れ日がきらきら光っていました。



広場を歩いてゆきプラネタリウムへと。
宇宙食のレトルトカレーとおもちを買いました。

D-51蒸気機関車と客車の存在感。


噴水からは勢いよく水がふきだしています。
そこら中の子供たちが楽しそうに声を上げていました。


楽しかった一日!

生田緑地から登戸へのドラえもんバスの帰り道。
いつの間にか揺れのなかで眠っていました。




  • Posted by えだまめ at 22:19

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