たまりば

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冬至の日

2020年12月22日

あかるい陽がさしこんでくる日。


歩いてゆく。川にそって、線路のトンネルをくぐって。

アスファルトの落ち葉が、欄干のつくりだす影に交差する、日時計みたいな影絵のとき。



電車にのってゆく。

東急大井町線、多摩川線、池上線。回り道しながら。



木の味わい深い、こじんまりした駅。こじんまりした商店街。

なんだかほっとする雰囲気。


蒲田のターミナルのホーム。行き交う人たち。


クリスマスが近づくとき。



洗足池までいって、とりあえず腹ごしらえ。

池とは反対側の中華屋さん、藤菜のえびそば、おいしかった。

海老入り湯麺。ひさしぶりのタンメン。



池には、うかんでるスワンボート、ちらほら。


公園から眺めたら、水面にふんだんに光がさして、きれいだった。



冬木立の匂い。ふいに気がついた。

忘れかけてたな。繰り返してゆく季節のサイクル。



雪が谷大塚で喫茶店に入って、レアチーズケーキとコーヒー。

15分くらいかな、歩いて銭湯に向かう。



途中、広々とした公園に、おおきなクリスマスツリー。

かけっこする子どもたち。歓声と泣き声がまざりあって、にぎやかだった。


明神湯は、唐破風屋根に煙突。

絵に描いたような、あぁ~銭湯だ、って外観だった。


中に入ると、番台さんのおだやかな声。

そして、よく手入れされてるのがわかる、きれいな脱衣場。格天井、壁絵には富士山の青。


着替えて、風呂場へ。

シャンプー泡立てて、頭髪を洗う。手ぬぐいに石鹸、手の先から足の先までごしごし。



さっそく柚子湯にはいろう。

ネットのなかにはユズの果実。


爽やかな、いい匂いがただよってくる。


肩までつかって、じわって芯まで温まった。


一度あがって、細かい気泡のジェットバスに移動。


ゆっくりのぼる湯けむり、天窓からの陽だまり。

地元のおじちゃんたちの会話。すこしエコーっぽくなりつつ。


あぁ~いい湯だな。。




ケロリン桶と椅子を置き場に戻し、出る。


ロッカーをあけて、タオルでぱぱぱって拭く。

パンツ、ティーシャツ、靴下、長袖シャツ、ジーパンの順で着てゆく。



番台さんと話したり、ぽかぽかのときになりました。


ありがとうございました。感謝!




暖簾をくぐって、外へ。



公園のグラウンドに、ちょうど夕暮れどき。

夜間照明とネットがシルエットになっていた。



冬至のながい夜。


駅からの帰り道、三日月が浮かんでいるのが見えた。

マフラーを巻いて、見上げながら歩いた。


どうかこの小さな光を、やさしさに変えてゆきたい。

口ずさんだ歌を、思い出していた。



  • Posted by えだまめ at 23:36│Comments(0)
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